Vol.6 ARMANI
モードの帝王
創業者は”Giorgio Armani=ジョルジオ・アルマーニ”
1975年 イタリアのミラノで創業したブランド
同時期にミラノでブランドを立ち上げていた
"Gianni Versace=ジャンニ・ヴェルサーチェ"と
"Gianfranco Ferre=ジャンフランコ・フェレ"と共に
“ミラノの3G”と呼ばれその名を轟かせました
1982年には1940年代のChristian Dior以来
ファッションデザイナーとしては史上2人目に
アメリカのタイム誌の表紙を飾った人物でもあります
ファッション業界でも権威のあるブランドの一つです
セカンドラインの”EMPORIO ARMANI”(EA)や
EAのスポーツラインの”EA7”
アルマーニ版ファストファッションの
“A/X ARMANI EXCHANGE”など
複数のラインを展開しています
2005年にはパリのオートクチュール組合に加盟し
オートクチュールラインも追加されました
アルマーニとヴェルサーチェの仲
そんなアルマーニとヴェルサーチェの仲は非常に険悪で
当時からファッション界に多大な影響力を持った2人は
正反対なブランドイメージを持つ者同士で非常に意識し
同日同時間帯にお互いのコレクションをぶつけるなど
かなりライバル視していたそうです
後に話し合いの末に和解をしたとのこと
ただ、アルマーニは過去のインタビューで
『ファッションでも、些か奇抜なディテールで人を驚かせようとする意図がはっきり感じられるのは、無意味だと思うんだ。まあ、意味が無いし、不安にもさせられる』と語っており
作風が正反対なヴェルサーチェに対しての皮肉にも聞こえます
ですが、アルマーニの時代にマッチし追求されたデザインは
シンプル且つエレガンスで究極のモダニズムが宿ると評されています
ARMANIの逸話も豊富
アルマーニ氏は人生で最も影響を受けた人物は母で
ファッションの原点は母が作った服だったそうです
そんなアルマーニ氏にも数多くの逸話があり
・ブランド設立時に資金不足でドット柄の生地が買えず
無地の布にフェルトペンでドット柄を自分で描いていた
・10棟もの邸宅を所有しミラノの自宅のクローゼットは扉がなんと48枚もある
・各界の大御所とも繋がりを持ち日本の偉大な建築家 安藤忠雄さんとは親しい仲
・1年間にデザインしたコレクションルックは500以上、
最大で800以上のデザインを行なった
・マスキュリンな女性向けのスーツを初めてデザインし、
最初にミリタリースタイルをファッションとしてコレクションに取り入れた
・1978年のアカデミー賞主演女優賞の際に着用されてから、
40年以上に渡りアカデミー賞の場からARMANIの衣装が消えたことは一度も無い
逸話が多過ぎてこれ以上は書ききれないので
こちらのリンクでその他の伝説を楽しんでください
最後に一つだけ付け加えるとしたら
“ショーの会場で発表する服が見当たらない”
という悪夢に魘される事があるみたいです
流石に笑いました
まとめ
現在、ファッションブランドの枠を超え
インテリアから飲食関連の事業も手掛け
“アルマーニ帝国”と呼ばれるほど強大な影響力を持つ
イタリアファッション界のモードの帝王ARMANI
88歳になった今でも健在で世界最高齢のデザイナーです
“願いが一つ叶うなら不死身になりたい”と豪語しているので
ファッション界の為にももっと長生きしていただきたいです
次回は、日本でも大人気な"2人の男"が手掛ける
あの有名ブランドを紹介します