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【断酒055】実録!酒が引き起こした悲惨な事件

こんにちは、皆さん。
「Simple Rich Life。」へようこそ。
今回は特別なテーマでお届けします。
タイトルは「実録!酒が引き起こした悲惨な事件」です。
私たちの生活の中で、アルコールはしばしば楽しみやリラックスの象徴として存在します。
しかし、酒が引き起こす悲惨な事件も多く、私たちの人生に深刻な影響を与えることがあります。
この動画では、実際に起きた悲劇的な出来事を通じて、アルコールの危険性やその背後に潜む問題を掘り下げていきます。
「まさか、こんなことが?」と思うような事件もありますが、決して他人事ではありません。
酒がもたらす影響を理解することで、自分自身や周囲の人々を守る手助けになるでしょう。
それでは、具体的な事例を見ていきながら、酒の恐ろしさについて考えてみましょう。

1.小5から飲酒…19歳少年スナック客撲殺事件

日本では未成年者飲酒禁止法により、飲酒は20歳からと定められています。
アルコールが精神や身体の発育に大きな影響を与えるためです。
この法律が必要であることを体現するような事件が2023年、大阪市西成区で発生しました。
スナックでの客同士のトラブルの末、69歳の男性が死亡。
逮捕されたのは19歳の少年でした。
彼は小学生の頃から飲酒をしており、その習慣を止めなかった大人たちの影響が、悲劇を招いたのです。
大阪メトロと南海電鉄の天下茶屋駅近くのスナックで、少年は「21歳やから」と店主に告げ、10杯近くの焼酎水割りを飲みました。
やがて、常連客に「おっさんら、年いくつや」と絡み始めます。
店主は危険を感じて少年に帰るよう促しましたが、彼は突然、男性客の顔を殴り、胸への肘打ちや頭突きを繰り返しました。
男性はその後、死亡。
死因は肺動脈の損傷による出血性ショックでした。
少年は傷害容疑で逮捕され、その後、傷害致死罪で起訴されました。
法廷では、少年の生い立ちが明らかにされました。
彼は4歳の時に両親が離婚し、沖縄へ移住。
小学5年生の頃から飲酒習慣が始まり、中学生の頃にはビールや泡盛を飲むようになっていました。
少年は「酔うとよく眠れるし、楽しい気分になる」と語り、母親が働くスナックなどでも飲酒を繰り返していましたが、誰も強く注意することはありませんでした。

中学卒業後、彼は職を転々とし、17歳からは父親と同居しましたが、パニック障害などの診断を受けても飲酒癖は治りませんでした。
父親も「ビールくらいなら、と許していた」と証言しています。
事件当日、少年は知人に連れられスナックで大量に酒を飲み、翌日も店を訪れて事件を起こしました。
無抵抗の男性に執拗な暴行を加えた理由について、少年は「笑われたと感じたから」と答えましたが、詳細は「覚えていない」と繰り返しました。
遺族は法廷で「一生許すことはできない」と怒りを露わにし、少年の父親にも「幼少期からの飲酒を止められなかった親失格だ」と厳しい言葉を投げかけました。
少年には懲役5年以上8年以下の刑が言い渡されましたが、裁判長は「不十分な養育環境が事件の遠因であった」とも指摘しました。
飲酒は古くから人々の生活に根付いていますが、未成年の飲酒は人格形成や健康に悪影響を及ぼす可能性が高いです。
近年、未成年の飲酒率は減少していますが、家庭や身近な大人たちの軽率な行動が未成年の飲酒問題を引き起こすことがあるのです。

2.東京大学テニスサークルアルハラ事件
東京大学テニスサークルアルハラ死亡事件は、2012年7月に発生した事件です。
この事件は、東京大学グリーンテニスクラブのコンパにおいて、危険な飲酒が常態化していた状況下で、酔い潰れたコンパ長が放置され急性アルコール中毒により死亡したものです。
2012年7月27日、都内の公園で東京大学のテニスサークルは隅田川花火大会の場所取りを名目にしたコンパを開催しました。
コンパではアルコール度数25度の焼酎の原液を1.1リットル飲んだコンパ長が失禁するほど酔い潰れ、4時間にわたり放置され、結果的に死亡したのです。
このような大量の飲酒を行った背景には、サークル内の雰囲気があったとされます。
コンパ長は、週4回の練習後に行われるコンパの準備や進行を任され、率先して飲んで場を盛り上げる役割を果たしていましたが、彼自身は酒を好んで飲む方ではなく、むしろ家では全く飲まなかったのです。
しかし、指名を断ることができずにコンパ長に就任していました。
事件の前日、コンパ長は午前8時から午後9時までの13時間練習に参加し、その後も深夜までコンパを取り仕切ることになり、終電を逃してテニスコートに宿泊しました。
翌日、事件当日は早朝から練習やミーティング、買出しなどが続き、コンパに対する疲労からあまり飲みたくないという気持ちもあったとされます。
午後6時に始まったコンパは、サークルの三大行事の1つであり、多数の泥酔者が出る荒れたものでした。
コンパでは参加者が集まり、焼酎を飲み始めました。
午後9時には「マキバ」という伝統行事が行われ、参加者が円になって歌い踊りながら焼酎を飲むことになっていました。
コンパ長は最初に飲み始め、続けざまに飲み続けましたが、1回目の「マキバ」では嘔吐しながらも続行し、2回目ではフラフラになり、3回目の途中で倒れて意識を失ったのです。

参加者は救急車を呼ぶことなく、彼を草地に寝かせましたが、その後も飲み続けました。
結局、コンパ長は午前0時に死亡したと推定され、その死因は急性アルコール中毒でした。
事件後、参加者たちは自身のSNSの記録を削除し、名誉を守るために行動したのです。
テニスサークルは翌月に解散し、関与した学生たちは戒告処分を受けました。
このサークルは、1970年代前半に設立され、活動が厳しいことで知られていました。
テニスサークル内では、コンパ後に飲酒が特別な意味を持ち、歴代コンパ長の名が書かれた洗面器を用いて引き継ぎ式が行われていました。
しかし、このサークルは過去に飲酒がらみの事件を数回起こしており、その中には重篤な昏睡状態を招いた事例もあったのです。
コンパ長のノートには、警察や警備員が来たら未成年は逃げるようにといったマニュアルが書かれていました。
事件の影響により、死亡したコンパ長の両親は、関与した学生に対して訴訟を起こしました。
一部は和解したものの、残りの学生は責任を認めませんでした。
裁判が始まり、学生たちは法的責任を否定しましたが、その後の報道は途絶えています。

3.福岡海の中道大橋飲酒運転事故
加害者の男Aは、福岡市西部動物管理センターに勤務する福岡市職員でした。
彼は2003年2月に普通自動車運転免許を取得し、以降の運転に関して交通違反歴が4件ありましたが、前科はありませんでした。
2006年8月25日、Aは自宅で夕食を摂りながら飲酒し、友人たちと居酒屋やスナックで飲み続けていました。
その結果、彼は相当酔った状態で、自らのトヨタ・クラウンマジェスタを運転し、友人を自宅まで送りました。
その後、福岡市の中心部へ向かうため、友人1名を同乗させ、再び車を運転することにしました。
Aは22時48分ごろに「海の中道大橋」に差し掛かりました。
この橋の制限速度は50 km/hでしたが、Aは約100 km/hで走行していました。
その結果、前方を走行していた一家5人が乗車していたトヨタ・ランドクルーザープラドに追突しました。
この事故により、5人の家族が死傷するという事態が発生しました。
被害者側の乗用車は、いわゆるカンガルーバーと呼ばれる特殊なバンパーを装備しており、衝突の際、車道左の段差を乗り越え、歩道を横切り、欄干を突き破って約15メートル下の博多湾に転落してしまいました。
この事故の結果、被害者夫婦の長男(当時4歳)、次男(当時3歳)、長女(当時1歳)の3人が溺れて死亡するという痛ましい結果に至りました。
事故に遭った父親は、車外に脱出しましたが、全身に擦過傷などの傷害を負い、全治約3週間を要しました。
一方、事故を目撃した対向車線のタクシー運転手らは、すぐに通報しました。
しかし、Aは「飲酒運転で事故を起こしたことが発覚すれば失職する」と考え、その場から逃走してしまいます。

これは明らかに救護・報告義務を怠った行為であり、道路交通法違反に該当します。
逃走後、Aは事故現場から300メートル先で走行不能となり、車を停止させました。
その際、彼は警察に事故を報告することなく、携帯電話で友人に連絡し、自分の身代わりになってほしいと頼みましたが、断られたため、友人に水を持ってきてほしいと頼んだのです。
友人が2リットルのペットボトル入りの水を持参すると、Aはそのうち1リットル弱を飲みました。
さらに友人からの勧めで、事故現場に戻ることになり、事故発生から約50分後に飲酒検知を受けることになります。
そして翌26日朝、Aは逮捕されることとなりました。
その後、福岡地方検察庁は、2006年9月16日にAを危険運転致死傷罪および道路交通法の救護義務違反(ひき逃げ)で福岡地方裁判所へ起訴しました。
事故後、福岡市はAを分限免職としましたが、これに対して市には900件を超える苦情が寄せられました。
そのため、8月28日に山崎広太郎市長は陳謝し、「飲酒運転は厳罰」と表明しました。
2006年9月15日付でAは懲戒免職となりました。
また、事故後にAに大量の水を飲ませて飲酒運転を隠蔽した22歳の大学生Bが証拠隠滅容疑で、飲酒運転と知りながら同乗した32歳の会社員Cが道路交通法違反(飲酒運転幇助)の容疑で逮捕されましたが、B・Cとも不起訴となりました。
この事故は、飲酒運転が引き起こす悲劇的な結果を如実に示しています。
判断を誤ることが、他人の命を奪うことに繋がるのです。
私たち一人一人が、このような事故を未然に防ぐための意識を持つことが求められています。

まとめ
みなさんは、酒が引き起こす数々の悲惨な事件についてどのように思われたでしょうか?
アルコールは一時的な楽しさをもたらしますが、その裏に隠されたリスクは計り知れません。
暴力、健康被害、人間関係の崩壊など、飲酒が原因で多くの悲劇が生まれています。
特に習慣的な飲酒は、自分や周囲の人々に大きな影響を与えかねません。
今こそ、自分の飲酒習慣を見直す時ではないでしょうか。
アルコールに頼らない生活を選ぶことで、心身ともに健康な日々を取り戻すことができます。
断酒は難しい決断かもしれませんが、その一歩が未来を明るくする大切なきっかけになります。
ぜひ、一度真剣に断酒を検討してみてください。

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