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【聞く習慣】会話が続かない。コミュ力高い人に憧れる。この差が少しでも埋まるハードル低めの攻略本!
「〇〇とサシ飲み!盛り上がりすぎて3時間ぶっっ続けで話しちゃった!また飲もうねー」
私ではない誰かと飲み行った、友達のインスタ投稿。こういう投稿を、学生時代に何度も見かけました。
その度に凹みました。あぁ私とご飯行った時は長くて1時間だったな...こんな投稿してくれなかったな...
やっぱり私、会話を続ける能力が欠けているのかもしれない。そう落ち込むことが多かったのです。
私が大学生だった約10年前は、インスタが普及し始めてほんの数年という時代。
それでも、ほとんどの友人はTwitterとインスタも使いこなしていました(インスタのストーリー機能はまだなかった)。
遊びにいけば写真を撮り、''誰といつどこで何をしたのか''世の中に発信するのが当たり前。むしろそのために遊びにいくようなもの。
だからこそ、自分と遊んだ''証''を友達が投稿しなかったときは、「楽しくなかったのかな」と凹んでしまうのです。
こういった悩みは、現代につきものなのかもしれません。
しかし、私の悩みは、自分が相手に釣り合う人じゃなかった、趣味や好みが一致しなかった、価値観が違ったというものではなく、''会話''という相手と仲を深めていくうえで必要なツールの不器用さにありました。
学生時代は、元気とやる気だけで乗り越えてきた私。はっきりいって、第一印象は良い方だと思うのですが、ただ月日が経つにつれ、会話力の無さがバレてしまい、簡単に言えば''馬鹿な女''になってしまっていたのかも...
例えば、私はよくこんな会話の悩みを抱えていました。
・なんで会話が続かないんだろう
・なんで新しくて面白い話題を思いつけないんだろう
・なんで相手の話を広げてあげられないんだろう
・なんで沈黙ができてしまうんだろう
今では社会人になり、また、趣味である読者会に継続的に参加したことによって、少しずつ会話も上達していったのでないかな?と思っています。
ただ、さらに会話力を向上させたい!と思ったのには、他に理由があります。
それは、ライターとして仕事をするうえで、インタビューライターにも挑戦してみたい!という目標が生まれたことです。
0から1を生み出したい!
この思いをさらに形にしていくためには、書くだけでなく会話力の向上も私には必要でした。
そんな時に出合ったのが、いしかわゆきさんの「聞く習慣」です。
約2年前に発売された「書く習慣」では、ライターとして書くことを習慣付ける大切さを学びました。
本作品は、とにかく「人との会話をそんなに難しく考えないでー♫」という、いしかわゆきさんらしいラフな内容と文体で綴られています。
だからでしょうか。ビジネス本や自己啓発本はタメになる内容だったとしても、どこか焦りを感じてしまうのですが、本作は全くそれがない。
なるほど〜なるほど〜っと、ゆっくり自分のペースで落とし込めるのです。
タイトル通り、人との会話は「聞くことが大切だと!聞くことで会話が勝手に弾む!」といった内容が書かれているのですが、ただ会話のポイントやコツが書かれているわけではありません。
もちろん、こういう時はこう返答しよう!といった具体的な内容もかかれているのですが、何より人と会話するうえで''自分が''どんな立場で人と会話をするか、どういった気持ちで相手と向き合うかなど、人との会話でアタフタしちゃう私みたいなタイプを年の近い近所のお姉さんが見守ってくれるような、優しいアドバイスをしてくれるのです。
会話力を身につけるって、どれだけ賢い質問や論破ができるかではないようです。
まず、もっともハードルが低いけれど、みんなが忘れがちな''聞く''ということがベースなのだと、この本を読んで学ぶことができました。