2023年個人的にヒットしたゲーム①

11月も終わりに近づき、2023年も残すところ1カ月となったので今年買ったゲーム(※今年発売されたゲームとは限らない)で思い出に残っている物を書いておこうと思う。

ホグワーツ・レガシー

2023年2月11日に発売された大型タイトル。
言わずと知れたハリー・ポッターシリーズの舞台となったホグワーツ魔法魔術学校を舞台としたオープンワールドゲームである。

このゲームにはハリー・ポッターシリーズの作者であるJ・K・ローリングは全く関わっていないのだが、彼女が巻き込まれたLGBT問題に関するポリコレ活動家のバッシングに影響されて発売前から不買運動が起こり、2023年GOTYにはノミネートすらされなかったというある意味悲運の一作である。

とはいえセールスは好調で発売からおおよそ3カ月で販売数は1,500万本、売上額で10億ドルを突破と言う中々の記録を残している。これからもポリコレ活動家のハラスメントに負けずに頑張って欲しい。

自分はハリーポッターシリーズは本では一通り読んだことがあるが映画はテレビでやっていれば観る程度のファンなのであるが、それでも自分がキャラクターを操作してホグワーツの中を歩き回れるというのは結構感動した。

また物語途中からアンロックされる箒に跨って空を飛ぶのも楽しいし、所謂ファストトラベルが煙突飛行粉による移動と言うのもハリーポッターシリーズらしくて良い。

クディッチが出来ない(ルールを再現するのが面倒?らしい)とか引継ぎ要素が無いとか細かい話をするとマイナス面もあるのだけれど、魔術学校の生徒として学業や冒険で学校内外を飛び回りながら物語を進めていく楽しさは他では味わえないものがあると思う。

あ、ハリー・ポッターの時代からは100年ほど前の物語なので映画に出て来た人物は誰一人登場しないという事に注意してください。

We Who Are About To Die

一言で言えば剣闘士ゲームである。
この手のゲーム、というか剣闘士物は割と好物で、ブラックソーンズアリーナやDomina、Motal Gloly他いくつも購入しているのだが、We Who Are About To Dieの特徴は物理演算によって戦闘が行われるという点だ。

例えば剣で相手を突くときに普通に突くのと、走りながら突くのでは突くときの腕のスピードに自分が移動しているスピードが乗るためダメージ量が違うし、振り下ろした剣の根元が当たった場合と剣先が当たった場合ではやはりダメージが違う。

このため位置取りだけではなく攻撃する際の相手との間合いも見定める必要があり、今までにやった剣闘士物とは別種の緊張感があるゲームデザインになっている。

2000円台で買えるためゲームのボリュームはそれほどでもないが、中々に面白いゲームだった。

一人の剣闘士となって死と隣り合わせの試合を1対1で、時には多対多で戦って生き延び、金とコネを積み上げてチャンピオンとしての名声を轟かせたいという方にはお勧めの一作だ。

Ruinarch

最初に言及するがこのゲームは面白い、面白いのだがプレイヤーである私にこのゲームを十分に楽しむ才能が無かった、という事を告白しておきたい。

このゲームは魔王となって世界に不和と争いの種をまき、戦争と混乱の渦に落とす事を目的としたゲームなのであるが
自分でゲームを遊ぶ傍らYoutubeでゆっくり実況動画などを観て分かった事は自分に悪党の才能が無いという事だった。

ハッキリと言うが、このゲームは悪党の才能が無いと完全には楽しめない。今でも印象に残っているのは動画内で以下の様なプレイをしている部分だ。

恋人関係にある二人を拉致する

出口のない部屋に閉じ込める、その部屋には食料、ベッド他も何もない

そのまま放置し、飢餓や寝不足で二人にストレスが溜まっていく

最初仲の良かった二人が段々と険悪な関係になり、言い争いを始める

魔王スキルで事前に得ていた恋人が隠している秘密をもう一人の方にばらす(浮気をしていた、自分の持ち物を盗んだ等)

言い争いが喧嘩に発展する

魔王スキルで武器を1つだけ出して二人の間に落とす

片方が武器を取ってもう一人を攻撃し、殺す

生き残ったほうを元の村に戻すが、他の村人に人殺しであることを密告する

生き残ったほうも村人に捕まって死刑になる

この動画を見た時に思った
UP主、お前悪魔かよ

魔王のスキルには直接的に危害を加えたり病気にしたりみたいなスキルも揃っているのだが、上記のように間接的に手を出して人間同士が自発的に争いを始める方がスコアが良くなる。

もう一度言おう。

このゲームは面白いが悪党の才能が無いと100%楽しむことはできない。

そして私には無理だった。

Phantom Doctrine

2018年発売のゲームだが今年買って遊んだ一作

XCOM系統のゲームを買った際にSteamからお勧めされたので買ってやってみたのだが、私の好みに一致したのか現時点で60時間ぐらい遊んでいる。
(※ちなみにホグワーツレガシーは55時間程度)

このゲームには結構粗が多い。
世界各地で突発的なイベントが常に発生し続けるため、その都度人員を配置しなおさなければならないし、面倒なパズルを解かないとシナリオが先に進まない、そのパズルを解くためのヒント集めも結構面倒だ。
シナリオも最初に自分が所属する組織をCIAとKGBから選べるのだがどちらを選んでも敵味方が入れ替わるだけで結局は同じ内容に過ぎない。

このゲームの面白さはスパイとしての没入感、つまり戦術面と戦略面の両面における組織の秘匿性を維持し続けると言う所にある。

具体的に言うと、XCOMのような戦術マップに2~6人のスパイを送り込んで更にマップ外に監視要員と狙撃要員を配置、そして監視要員からの情報をもとに敵がいないルート、時間帯を選んでマップ内を進み情報の奪取や要員の拉致・暗殺などを行うという点だ。
敵の数の方が遥かに多いため、敵に発見されるとあっという間に包囲されて全滅するため基本的には隠密作戦で進める事になる。
これが本当に楽しい、マップ内外のスパイを相互に連携させて活用しながら目標にこっそりと忍び寄っていく過程が嵌る人には本当に嵌ると思う。

そして敵に発見されてスパイが捕らえられたり顔を見られたりするとペナルティとなり、自拠点の隠密性が下がって不利な状況から始まる戦闘イベントが始まったり捕らえられたスパイを奪還する作戦が始まったりする。

またそれを防ぐためにスパイの顔を変えて新たな身分証を与える対抗手段が用意されていたり、拉致した敵を洗脳して解放しダブルスパイとして活用するなど自分と自分の組織の存在を相手には気取らせずに静かに目的を果たすというスパイ組織運営の面白さが十分に示せているゲームだと思う。

時にはこっそり忍び寄り派手に暴れてさっさと逃げるという007のような立ち回りも要求されるが、そんなアクセントがある所も面白い。

②に続く

なんか調子にのって書いているうちに3000文字近くになったので、後は②として別記事にしようと思う。

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