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その問題解決はしなくていい?!
私たちは「問題解決」をすることは良いことだと学び、そのように育ってきました。そのため、「問題解決すること」に対して何も疑問を感じていないかもしれません。
しかし、果たしてそうなのでしょうか?
今回は「問題解決」そのものについて考えてみましょう。
おびただしい数の「問題解決」
私たちは起きている間、ほとんどずっと「問題解決」をしていると言っても過言ではありません。専門的な調査によると、これらの意思決定の数は1日数万件にのぼると言われています。
例えば、「今日の晩ご飯は何にしようかな?」「明日の会議の資料どうしようかな」「リビングのカーテンは何色にしようかな?」など、何気ない選択もすべて「問題解決」なのです。
でもどうでしょう?正直言って「しょうもない!」と思ってしまいませんか?「問題解決の質」というか、率直に言うと「どうでもいいこと」ばかり解決していると気づくわけです。それを24時間、どこでもずっと続けています。
心の中で「忙しい」と思っているそこのあなた!もしかすると「解決しなくていい問題を片っ端から解決しようとしている」ことが原因かもしれません。
それでは忙しくなるし、挙句の果てには疲れ果てて、やけ酒を飲んで、今日するべきことを明日に先送りし、また次の日も先送りする、なんてことを繰り返していませんか?
会社でも同じことが言えます。ピーター・ドラッカーは「元々しなくても良いものを効率よく行うことほど無駄なことはない」と言っています。
私も同感ですし、ジェームス・スキナーも「サラリーマンのやっていることの9割はやらなくていいこと」と言っています。
なぜこんなことが起きてしまうのか?
今日のポイントはたった一つ、「無駄に意識を向ける」ということです。私たちは「やらなければならないこと」を手元に持ち過ぎているのです。
たとえ「無駄な作業・無駄な思考・無駄なしがらみ」を捨てることができなくても、ふてくされてはいけません。サラリーマンなら、同僚や上司、部下とのしがらみがあるため、無駄をすべて消し去ることは難しいのはわかります。
しかし、「これをやらなければ給料がもらえない」という視点で自分の仕事を見直し、必要・無駄を判断することが大切です。「最悪、○○をしたら死んでしまう」以外のことをすべて心の中で捨ててしまうのです。
感情的に流されるのではなく、意識的に「生産性を上げる」メンタルトレーニングを行う必要があります。