リアクション&フィードバック
こんにちは、ヌーラボのしぶやです!
みなさん、アウトプットしてますかー?
記事を書いたり情報発信したり、知識を定着させるためにアウトプットは非常に重要です!
…という話はいろんな人がしているので、この記事では省略します。
今回はアウトプットする側の話ではなく、誰かのアウトプットを受ける側の立場から話をしたいと思います。
普段あまり意識していない方も多いと思いますが、特にオンラインでコミュニケーションをとることも多い現代では、受け手の「リアクション」そして「フィードバック」はとても大切だと感じています。
「そんなことはいつもやってるよ!」と思ったそこのあなたも、もっとできることはないか?そしてなぜリアクションとフィードバックが大切なのか、少し立ち止まって考えてみてほしいのです。
そんな「リアクション」と「フィードバック」への僕の考えや、普段の業務で意識していることを書きました。少し長くなってしまいましたが、最後お付き合いいただけると嬉しいです。
※この記事はヌーラボ真夏のブログリレー2024 Businessの16日目の記事です。
リアクションの大切さ
「ちゃんと話聞いてる?」
小学生のころ授業中に、先生からそんな言葉を何度か言われました。
自分では聞いているつもりだったのですが、先生が話している最中に頷かず質問もせずじっくりと話を聞きすぎていたために、ぼーっとしているように見えていたようです。
それからは「ちゃんと聞いてるのに!!」と思いながらも、その先生の授業中はわざと大きく頷きながら聞くようにしました。(それで授業の理解が深まったかは分かりませんが…)
ですが、社会人になってからは、その先生が言っていたことも少しわかるようになりました。
自分が話したり情報発信したりアウトプットする立場になったことで、相手からの反応が非常に気になるようになりました。
学生のころに比べて、いまでは自ら発信する機会がたくさんあります。
特にリモートワークをメインとするいまの環境では、「聞いてますよ」「関心がありますよ」「理解できてますよ」といったリアクションは非常に大切だと感じます。
聞いてる側のリアクションがないと、発信する側は不安になりソワソワしてしまいます。
しかしリアクションしてもらえば、安心して発信やアウトプットができるものです。僕らのようにリアルで会うことが少なくリモートワーク前提の働き方だったら、なおさらそう思う場面は多いのではないでしょうか?
リアクションの前後にはフィードバックもあります。次の章からはリアクションに加えて、フィードバックについても考えてみます。
リアクション&フィードバックは何のため?
ところで、誰かの発信やアウトプットに対して、ちゃんとリアクションやフィードバックをしていますか?
言葉にして伝える
たとえばなんとなくイイねやスタンプを押してませんか?たとえば会議に参加するだけで満足してないですか?たとえば気になって言いたいことがあっても我慢して見て見ぬふりをしていませんか?
今はいろんなチャットツールやオンラインMTGツールにスタンプなどのリアクション機能があります。
それらを使えば気軽にリアクションできます。誰かにつられてリアクションすることや、何となくリアクションすることは簡単です。しかしもっとも大切なことは、自分の言葉で相手に伝えることです。
ものによりますが、僕の中でリアクション&フィードバックは以下の4つの段階に分かれていると考えています。
特に「3. 相手に自分の考えや感想、気づいたことを伝える」が重要だと考えています。
言葉にするためには、内容を理解しようと努める必要があります。内容を理解しようとしてくれた相手からの言葉は、アウトプットした人からすると嬉しいはずです。
業務に追われているとなかなか難しいと思いますが、できるだけ自分の言葉にして伝えましょう。
感謝とリスペクト、そして期待を込めて
アウトプットって大変ですよね。ちょっとした記事を書くのも資料を作成するのも、考えることが多く思ったよりも時間が掛かります。
この記事もブログリレー企画に名乗りをあげ書き始めましたが、いろいろ考えていたらだいぶ時間がかかりました。
きっかけを見つけて自らを強制的にアウトプットするような環境に置かない限りは、大半の人がアウトプットできずに時間が過ぎていってしまいます。
だから、どんな形であれ、アウトプットをしている人はみんな凄いと思います。
何よりアウトプットは、どこかの誰かのためになるだろうと考えアウトプットしていることが大半ではないでしょうか?
インプットする側の立場でいると、なかなか見えてこないアウトプットの大変さ。そしてアウトプットの大変さや想いが分かるからこそ、リアクション&フィードバックの重要性に気づくはずです。
「リアクションやフィードバックがないとアウトプットは続かない」といわれたら、そうだよねと思う方も多いと思います。
全然読まれないブログを何記事も書くのがいかに辛いか想像していただければわかりますが、たとえそれがいくら仕事だったとしても辛いことに変わりはありません。
しかし、リアクション&フィードバックがあると「あ、この人は見てくれているんだな」と思い、アウトプットすることへの心理的なハードルが低くなるはずです。
リアクションはモチベーションを、フィードバックは次のアウトプットのクオリティを高めてくれます。
そしてそれは「すぐ」おこなうことが大切だと思っています。時間が経ってしまうとリアクション&フィードバックの効果は薄れてしまうように思います。
リアクション&フィードバックは、アウトプットした人への感謝とリスペクト、そしてこれからのアウトプットのへの期待を込めて「すぐ」おこなうことを意識してみましょう。
リアクション&フィードバックを恐れない
もしかすると、リアクション&フィードバックを難しくネガティブに考えすぎている人も多いかもしれません。ただ組織で働いている以上は共通の目的があるはずです。
だから目的を意識すれば、もっとリアクション&フィードバックのハードルは低くなるはず。次からは、僕がリアクション&フィードバックする際に意識していることを書いてみます。
ネガティブなことを伝えなくちゃいけないときもある
リアクション&フィードバックをしていると、時にはポジティブではない場面もあります。誤字脱字や間違いの指摘など、ネガティブに捉えられてしまうようなリアクションの場合もあります。
リアクション&フィードバックする側が意識し出すと、余計な思考がはじまってしまいます。「伝えにくいなぁ」「嫌われたくないなぁ」「あの人が落ち込んだりしないかなぁ」など。
しかしそんなことを考えてる時間はありません。そういった余計なことを考えずに伝えるために、相手のアウトプットへのリスペクトを常に意識しておくことが大切です。
アウトプットに対して敬意を表するからこそ、たとえそれがポジティブであってもネガティブであってもリアクション&フィードバックするのです。
僕はネガティブに捉えられそうな場合でも「すばらしいアウトプットをじっくり拝見しました。僕の知識や経験もプラスして考えてみると、ココはこうするとよいと思います!」そんな意味を込めています。
伝えるときに大切にしたいこと
フィードバックを伝える際には、アウトプットとその人自身を切り分けて考えるという前提を、お互いに共通理解しておく必要があります。
僕が過去にいた会社では建設的な議論をするために、「君は君の作ったアカウントではない」ということを共通認識として何度も教えられました。これはいまでも僕のフィードバックの根底にある考え方です。
広告運用者ならわかると思うのですが、自分が手間暇をかけて構築したアカウントを隅々まで見られフィードバックされると、まるで自分が丸裸にされて自己否定されているような感覚に陥ることがあります。
何か指摘されると「あなたに何がわかるんだ!ムキーッ!」と血圧が上がることもありまし、こんなこともできてなかったのかと落ち込んだりもします。
しかし、それではお互いに建設的な議論ができなくなってしまいます。その人自身とアウトプットを切り分けて考えることが、よりよいフィードバックには必要なのです。
※もちろん人格否定などしてくる相手は言語道断なので、そういった人は無視して距離を置きましょう
もともとは「Team Geek」という本に書いてあった内容を広告運用者向けに置き換えたようです。もし興味のある方はこちらの本もどうぞ。
弊社内でもアウトプットとその人自身を切り分けて考える意識を持っている人は少ないかもしれませんが、僕はこういった前提のもとで仕事をしています。
誰かの最高のシュートのために
僕が高校生のころ、体育でバスケをしていたときのことです。
シュートを打って外れたとき、同じチームメンバーから「今のはパスが良くなかったね」と言われたことがありました。
「ん?シュートを外した僕が悪かったんじゃなくて?」
そのときは言葉の意味がよくわかりませんでした。
僕は中学生時代はバスケ部で、シュートを決めるのが役割のポジションでした。なので、シュートを外したらその人自身に責任があると思っていました。
またある日のこと、今度は別のチームメンバーでバスケをしていました。そのメンバーの中にバツグンのパスセンスを持つ人がいました。
その彼からは、僕がいままさにパスがほしいと思ったタイミングで、ドンピシャの位置にパスが来るのです。
なんとシュートの打ちやすいことか。
「パスがいいとこんなにもテンションが上がるのか」「こんなにシュートが打ちやすいのか」と感動したのをいまでも覚えています。
僕はいまマーケティングの仕事に携わっており、リードを獲得してくる役割を担っています。バスケでいうならバリバリの点取り屋です。
しかし会社という組織では、もちろん自分で点を取りにいくことも大切ですが、自分の力だけでは点を取るのには限界があります。職種によっては直接点を取るのが難しい人もいます。
会社にはたくさんのチームメンバーがいて、いろんな得意不得意を持っており、ひとりだけが必ずしも点を取りにいく必要はありません。だからといって誰かがシュートを決めてくれるだろうと待っていても、それはチーム(組織)として機能しません。
自分でシュートが打てないのなら、他の人がシュートを打てるようにパスやアシストをしてもよいのです。
会社全体を見渡し、最高のシュートが打てる人を見つけパスやアシストをする。誰かがシュートを打てずに困っていたらヘルプにいく。
チームや組織を超えて、そんな存在も必要なのではないかと思います。
そしてそれこそが「リアクション&フィードバック」のあるべきかたちなのではないかと思っています。
まずは今日からはじめてみよう
ここまで読んでいただけたら、リアクション&フィードバックの大切さを少しご理解いただけたかなと思います。
なんだか堅苦しい文章になってしまいましたが、そこまで大げさに考える必要はないと思います。ただほんの少しだけ、これまでよりもちょっとだけ意識してリアクション&フィードバックをしてみてほしいと思います。
まずはこのnoteへのリアクションからはじめてみましょう。ほんじゃ!
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