裕善

お坊さんです。南无阿彌陀佛って称えるお坊さんです。

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平井裕善(ひらいゆうぜん)の自己紹介

【肩書】浄土真宗本願寺派僧侶(教師・特別法務員) 浄土真宗本願寺派東京教区都留組淨照寺 第28世住職 浄土真宗本願寺派築地本願寺 参勤・賛事・分院担当主任 浄土真宗本願寺派築地本願寺和田堀廟所 主管 2030SDGs公認ファシリテーター 【家族構成】妻(若坊守) 子ども(双子:娘・息子) 犬1匹 猫2匹 他、境内地に野生動物多数生息。猿や鹿はだいたい友達。 【経歴】一般家庭に生まれる。中学、高校、大学とよくある大阪の下町の定番のような人生を送る。大学卒業時に人生最大の問題

    • 宗教法人代表役員交替の手続きをやってみた(/・ω・)/

      住職の継職。一生に一度あるか、ないかの経験です。 そして、新住職の第一歩として「法的手続き」をちゃんとやらねばなりません。代表役員を交替したのですから、その手続として法人の代表役員の変更登記が必要です。しかも、「すみやかに」。  しかしながら、一生に一度の事、しかもマニアックな事ですので、WEBなどにおいて参考になるものが少なかったです。  と、いうことで、あくまで「僕の場合」ではありますが、何かの一助となればと思っております。 【このお話の前提条件】○山梨県大月市にある浄

      • 年越しで『浄土三部経』というお勤めをキッチリと全部読誦してみた。

         浄土真宗の僧侶にとって『浄土三部経』は根本であり、全てであります。 『浄土三部経』とは『仏説無量寿経』、『仏説観無量寿経』、『仏説阿弥陀経』の3巻からなり、お念仏のみ教えの基本であり、常日頃より読誦をしていることであります。  特に『仏説阿弥陀経』はご法事の際に勤められる事が多く、最近では『鬼滅の刃』の悲鳴嶼行冥さんの場面で出てきておりました。  しかしながら、他の『仏説無量寿経』、『仏説観無量寿経』は要所要所を抜き出して、偈文として読誦をすることが多く、全てを丸っと読誦

        • 祇園精舎の鐘の声

          お寺では、色々な鳴り物があります。 お勤めに付随して使うものもあれば、法要の時刻を知らせるものなどもあります。 今日の夕刻にお電話をいただきました。 応対した職員が梵鐘(大きな鐘)の鳴らす時間等々について、お応えをしておりました。和田堀廟所では毎朝6時30分に打っております。 「あ、ひょっとして鐘の音がウルサイとかの苦情じゃないか」 と、思ってしまったことであります。 お寺の鐘がウルサイというクレームで、除夜の鐘を中止云々の話題もありました。そういうことでドキドキしなが

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          いつもギリギリ

          なんやかんやあって、夜の寺務所番です。 後輩と諸々相談をしていると某案件のタイムリミットが迫っていきていることに気付きました。 小学生の頃から、夏休みの宿題は8月30日を越えてから系でしたが、良い大人になっても締め切り間際にならないと動かないことであります。 「追い詰められてからの爆発力」 と、いう言葉を言い訳にして生きています。

          いつもギリギリ

          誕生日。

          今日で46歳 四捨五入するとアラフィフであります。 「人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり」 とはいえ、まだまだ成熟と言いますか、大人に成った感がまだ無いのは正直な所であります。 なにはともあれ、今日からこれをやろう!と思い立ったことが数点あります。 が、公表はしません。なぜなら三日坊主な性分なので(`・ω・´)ゞ

          誕生日。

          お寺で働く、参勤さんと承仕さん

          今の築地本願寺は、企業さんのランクに入れてもかなり上位の「ホワイト企業」だと思われます。 では、昔はブラック企業かというと……。 むしろ、ほぼ軍隊でした(`・ω・´)ゞ 今は昔。そんな昔の話を、昔話として。 いろいろと築地本願寺への奉職の時代によって違いますが、僕は本山一括採用ののちに各地へ配属というシステムの第一期目だったとおもいます。  普通の企業さんと同じように試験をうけ、採用がきまり、そして採用されてすぐに本山研修。 いろいろと基本的な事柄を教えてもらったり、夜は懇

          お寺で働く、参勤さんと承仕さん

          お寺の香りや、匂いや臭い。

          お寺の本堂はお線香を用いた燃香(ねんこう)を絶やしませんし、参拝などの際には焼香をしたりと、その他にも、特別なお作法の時に使う塗香などなど「香り」を大事にしております。 一日のお勤めを終えると、自分では気付かないのですが、かなり「お香」の香りを身にまとっています。 僕には関係の無い話ですが、髪の毛にもお香の香りは付くそうです、僕には関係ありませんが。 では、良い香りばかりかというと、たまに嫌な臭いというのもあります。 それは、和蝋燭。 もちろん、普通に使用しているときは、臭

          お寺の香りや、匂いや臭い。

          よく食べる。

          健康診断に行ったあとのランチはカレー。 新大久保付近に行った時のお約束のようなネパールカレー。 そこは1回だけおかわりができます。 その際に店員さんは大皿にライスを盛ってきて、食べたい量だけ入れてくれます。 そこで、腹八分目とかでセーブできる人を尊敬します。 しっかり、きっちりと頂いたことです。 コロナ太りで誤魔化せないぐらいの体重増を健康診断でまざまざと見せつけれても、僕の欲望は止まりません。 なにはともあれ、ネパールカレーは美味しいです。称念合掌

          よく食べる。

          禁煙10年(/・ω・)/

          僧侶と煙草と聞いて、いかが思われるでしょうか。 宗派、地域、年代、付き合う集団等々によるのですが、少なくても20数年前の僕の周りの僧侶の喫煙率は70%を越えていました。 特にお勤めを専門に学ぶ機関に行った時は体感として90%は喫煙者じゃないかと感じられました。それは、オーバーとしても兎にも角にも喫煙者が多かった気がします。 一般家庭から僧侶世界に入った僕は、「ぼ、坊さんも煙草とか吸うのね」的に驚いた思い出があります。 そんな僕も、かなりヘビーな喫煙者でした。 1970年代生

          禁煙10年(/・ω・)/

          ワークショップ嫌いな僕がSDGsのファシリテーターになってみた。

          僕はワークショップってのが嫌いでした。 なんか「それって言いよう、やりようによっては、なんとでも結果を操れますよね」的な作業と、変に高いテンションを強いられる場というイメージが強かったのです。めちゃくちゃひどい言い方ですね。 もちろん、楽しく学べる場もありましたが、とんでもない場もあったことから、このような思いを抱くようになったのかもしれません。 そんな僕が「SDGs2030公認ファシリテーター」になりました。 「SDGs2030」というカードゲームを用いたワークショップで

          ワークショップ嫌いな僕がSDGsのファシリテーターになってみた。

          『往生礼讃』というお勤めをキッチリと六時礼讃でやってみた。

          彼岸のお日中に合わせて『往生礼讃』のお勤めをしました。 『往生礼讃(おうじょうらいさん)』は、『六時礼讃』または単に『礼讃』とも呼ばれ、中国の高僧善導大師(ぜんどうだいし613年-681年)が制作された極楽浄土へ往生を願う儀礼です。 http://www.chubutsu-tsukyo.jp/season/%E5%BE%80%E7%94%9F%E7%A4%BC%E8%AE%83-2 【中央仏教学院通信教育部より引用】 『往生礼讃』は日没偈、初夜偈、中夜偈、後夜偈、晨朝

          『往生礼讃』というお勤めをキッチリと六時礼讃でやってみた。