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まずは土台をしっかりと。土づくり前の準備が肝心です。
今年もシーズン到来です。
沖縄の畑はコレから野菜が増えていきます。
6月に仕込んだボカシも3ヶ月の発酵期間を経てとってもイイ感じ。
土づくりも進んで、植え付けと種まきが始まります。
1年あれこれ試した結果、今年も試行錯誤は続いております。。
ただ、「農業」よりだった作付け計画を「暮らしの農」という観点の作付けに改めたため、土のつくり方も変えてみました。
今シーズンは、基本的に不耕起(元肥を入れるときに管理機を入れます)で、有機物(枯草・刈り草・木チップなど)をどんどん上に積み重ねていき、栄養が足りないと感じた時に、ボカシや液肥で補うイメージです。
一つの畝に多品目を混植し、いつでも畑に何かしら野菜がある状態を保ちます。
あと、自然栽培に近い状態の畝や新しい土づくりをテストする畝も作って、来年以降の参考に。
長い畝は2ヶ月半じっくり待っての植え付けです。
土づくりについては別の機会にお話しするとして、今回は土づくりの前、畝作りについてです。
前シーズン、特に後半。
長雨もあってうまく栽培できなかった反省を活かして、今回はまず畝を立て直し。かなり高畝にしました。
元々、ぬかるみがちな圃場ということもあり、水はけを良くするための工夫です。水はけは土づくりにも影響すると考えています。
水はけのためには排水用の溝も必要。
排水路に溜まった土を取り除いたり、その先の水路を整えたり、農作業というより土木作業。コレができてないと、一生懸命土を作っても台無しなので、力も入ります。土台をしっかり作ることのは何においても大切ですね。
畝たての時にハマスゲ(コウブシ)の種のような塊茎(かいけい。地下茎が太ったもの)はできるだけ取り除きます。アレロパシー(他感作用)と言って周囲の野菜の発芽や苗の生育を阻害する可能性があるからです。
取っても取っても、取りきれませんが、できるだけ取り除くのです。
畝を高畝にして、排水用の溝を切り、水路を掃除、畝のハマスゲを取り除いて、土づくりの準備が整いました。
畝ごとに状態を確認して、元肥に何をどれだけ施すか検討して、いよいよ土づくりが始まります。