半分あっち
寝苦しい夜だ
苦しい夢を見て目が覚める
鼻をかむと汚いものが出て
風邪を引いているのだと思う
夢を見ていても水の中で溺れているようで
その苦しさの中で
あの世からこっちを見て
どこかにいる今生で会えなかった縁ある人を思う
そんな夢だ
俺はもう半分あっちにいるのか
明日もあさっても
少なくともあと10年は最低でも生きていると
漠然と思っている俺は間違っているのか
もう死の淵はそこに迫っているのか
それを俺に知らせてくれているのか
それを知らせる意味はなんだ
今を大切に生きろということか
いや、大切に生きてるつもりだ
まだまだ足りないのか
じゃあ大切に生きるってなんだ?
なんだ?
なんだ?