あなたに聴こえている風景〜炭酸水子さんへ
音は色として響き
文字の書かれた二次元世界は
華やかなキャンバスのようだ
今見ている風景からは音が聞こえ
僕の内側で音と色が絡み合いハーモニーを織りなしていく
あなたが見ている夕陽からは
壮大なシンフォニーが聴こえ
孤独を忘れるために昇る朝日からは
一歩づつ慎重に足を前へ踏み出すように
一瞬一瞬を確かめるようなピアノの響きが流れてくる
不安な病室から見上げる空の色の移ろいは
あなたの中では毎日違った音楽として聴こえているのでしょう
僕はその音が聴きたいと望み
あなたはその音楽を短い歌にして
永遠に響く一瞬を届けてくれました
勇気と呼ぶには美し過ぎるその決意は
僕の中で明かりが灯り
決して消えることは無いでしょう
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