今日も幸せだった〜はずがない
誰かのSNSアカウントを眺めていたら
その人が毎日
「今日も幸せな一日でした」
と投稿していた
幸せとは何なのか
その人の毎日が幸せであるはずがないとも思う
嫌な思いや悲しい思いをする日もあるだろう
それでも彼は「幸せな一日でした」と呟くのだろうか
愛する人を不慮の事故で失っても?
疑問が湧く
確かに脳を騙すことでポジティブになれると言う
毎日「自分は幸せだ」と言い続けることで
本当の多幸感を味わうこともできるのだと言う
わからなくもない
でも正直に生きることと相反する生き方のような気がして仕方がない
結局僕には出来ない
人間の出来ていない僕は
誰かを嫉妬して
自分の不幸を呪うことをバネに前進してきた
それが僕のポジティブシンキング
不幸な日々という土台の上に家を建てるような
そんな生き方だ
僕はどうしたって
本当に幸せな日にしか
「今日は幸せな一日でした」
と呟けないのだ
そんなことをしていると
死ぬときに
「正直に生きればよかった」
と後悔しそうだから