段取りを立てるベストタイミングとは
リモートワークの広まりで段取りの重要性にあらためて注目が集まっています。
でも段取りって、みんなやる前に立てるものって思ってませんか? でも、わたしはそうは思いません。(注: 計画と段取りは異なるものです、あしからず)
これからここで取り上げる【段取り】というのはどの順番で何をして、という流れを決めること。また、何をしないかを決めておくことを指します。
段取りはやる前に立てるもの?
でもその段取りを、まだやったことのない新しいことについて立てようとする人が多いのです。でもわたしは思うのです。やったことないものは、段取りの立てようがない、と。
やったことないことについて、段取りのつもりであれこれ順番を出して、やってみたけどやっぱりうまくいかなかった。ああ、段取りなんて結局意味がないのね、と放り出し、次に同じようなことに出会ったときにもまた行き当たりばっかりでやり、抜けモレやミスを連発する。あーあ、悪循環…
これは段取りの立て方がまずかったのではなく、段取りを立てるタイミングがまずかっただけなのです。
段取りを考える最高のタイミングはいつ?
段取りを立てる最高のタイミング、それは完了直後です。一段落ついて休みたい気持ちはわかります。ですが、ここで軽く手を動かしておくことで、次に同じような、あるいは似たような作業に出会ったときに作業効率を上げ、アウトプットの質を上げることができます。
どこで想定以上に時間がかかったのか、何を変えたらもっと早く終わりそうか。何をしないほうがよかったのか。これを未来の自分に伝えてやることで、未来のあなたはそれを参考に、より効率よく仕事にあたることができます。
振り返るには、記録が要る
それを考えるためには、まずは記録が必要です。どんな順番でどんな作業をしたのかをリスト形式にした記録があってはじめて、上記の振り返りを行うことができます。
はじめての仕事。でもこれはきっと2回目がありそうだなと思う仕事に出会ったら、まずは記録をしてみましょう。転職直後はこういうことの連続なので、仕事の記録→段取り作成を始める絶好のチャンスです。
記録は簡単です。作業しながら、上から順番にやった順に書き出していくだけです。これならそこまで負担はないでしょう。やったことの記録はやりながらするのが最も簡単で、しかも確実です。
これをやるピッタリのツールがアウトライナーです。記録はもちろん、書き出したあとの順序変更が行いやすいので、順番を考えるにはわたしが今知る限りで最高のツールといえます。
好きが高じて、アウトライナーでのダンドリスト作成に関してのUdemy講座まで作ってしまいました。
ああ、なんでわたしはこんなにアウトライナーにはまってるんでしょうか。可能性を広げてくれるからでしょうかね。おかげでこれを読んでくれているあなたにも出会えましたし。
おっと、話がそれました。さぁあなたも今日から、ダンドリストの作成をはじめてみませんか? 仕事のサクサク度が上がること間違いなしですよ。