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使い終わったアウトライン(ストック情報・備忘録)のゆくえ

この記事はわたくしセムが主宰するUdemyアウトライナー講座の受講生に向けて書かれたものですが、アウトライナーに興味のある方であればどなたでもお楽しみいただける内容となっています。

こんにちは、アウトライナーDynalistをこよなく愛するセムです。

実は今、アウトライナーで生まれたストック情報をどう扱うか、悩んでいます。

昔(アウトライナーでタスク管理をやっていなかったころ)は使い終わったアウトラインは捨てればいいという考えだったのですが、アウトライナーでアイデアだけでなくタスクを扱うようになってから、考えが少し変わってきました。

それはなぜかというと「未来のためのメモを今残す」という使い方を始めたからです。未来のため、ということは未来に参照できる仕組みを持たなければなりません。しかしその未来はいつになるか分からないことも多い。となるとDynalist上で扱うのは難しくなります。

ストック情報とは

性質
・未来のための覚え書き(未来に使わないものは潔く消してます)
・Next actionが存在しない

具体例
・調べる、というタスクから生まれた活動の結果
・タスクをブレイクダウンする過程で生まれた情報

ストック情報をアウトライナーに残しておく(放置する)とどうなるか

アウトライナーの中にストック情報をいつまでも入れておくと、他の情報と望む望まないに関わらず化学反応を起こしてしまい、情報が変質してしまう恐れがあります。あるいはまったく見なくなって、化石化するかのどちらかです。未来のために残そうと思ったものなのに、活用できていない。これはよろしくない状態です。

問題は次のアクションを伴わないメモについて、そしてそれをいつ使うのかわからない、だけどできるだけ近くに手元に置いておきたいというニーズがあること。

ただあまり多くのツールを行き来するというのも非効率的だし、すべての情報をひとつの場所においておくことによるメリットは大きい。そんな意味からDynalistに別ドキュメントを作って管理する、GTDでいう資料フォルダみたいなものを作って運用してきたのですが、最近これがあまりうまく使えていないことに気がついてしまいました。わたしの場合、幸い変質はしなかったものの、資料フォルダ内の情報がどんどん化石化してしまったのです。

アウトライナー上のストック情報を未来に活かすには、画面上のツリー情報をネットワーク情報に戻すというアクションが必要、というところまでは行き着きました。が、じゃあそれをどこでやるか、それを見つけるのが目下の課題です。

ほしいのはネットワークとネットワーク側からのサジェスト機能

こういった情報を生きた知識にするには記憶とも関連するので、網目状に結びつけていくのがいいとは分かっています。集めていくことで点と点の情報が自然と線でつながり、網目状に繋がっていくイメージです。

そしてたまに、昔のこんなメモあったけどこれひょっとして今書いてることと関係ある?みたいな軽いサジェストをツールの方からやってくれるものがあるのが理想です。これがあると頭の中で覚えておかなくてよくなるので、脳のメモリをもっと開放でき、他のことに使えるのになあと思っているところです。

Dynalistを使う前は、メモツールとしてEvernoteを使っていました。当時、特に自分のDBを持てると言う点で好感を持ち、大量のストック情報を入れていました。しかし、その情報を残念ながら活用しきれていません。単なる備忘録で終わっており、こちらが積極的に思い出そうと検索語を入れない限り、情報側からこちらにはやって来てくれない。まるで色々書いたけど結局開かれない昔の学生時代のノートみたいな形で終わってしまったのです。

ツール候補: Scrapbox

今のところストック情報の管理ツール候補としてScrapboxまたは最近話題のRoam researchを候補に入れているのですが、とりあえずは以前ちょろっとさわったことがある、という理由からScrapboxを選択してみました。

ずっとアウトライナーでツリー式に情報を整理することに慣れているせいか、まだこのUIには慣れませんが、とりあえずバシバシブラケットをつけておく、ということを始めています。こうすればそのうち、何か見えてくるのでしょうか。

しばらくはDynalistにも情報を残しつつ移行実験を続けて見るので、その結果が出たらまたシェアします。それまでお楽しみに!

これで解決→フローとストックの置き場所を変える

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セム
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