![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122833326/rectangle_large_type_2_319ff39aabd46205173c58d346b063f7.png?width=1200)
「表す」と「現す」が表現となる
こんにちは!
S&S Kidsです。
先日、クリスマスソングを使った
ワンデイレッスンがありました^^
少し早めのクリスマス。
やっぱりクリスマスソングは
ワクワクしてきますね♪
さて、本日は漢字から
「表現」について考えてみようと思います。
ある方の文献で
「表れる」と「現れる」が重なり表現となる、
と綴られていて、
とても興味深く拝見しました。
みなさんは「あらわす」「あらわれる」を書くときに
「表す」なのか「現す」なのかすぐに判断できますか?
私はよく悩みます^^;
広辞苑では下記のように書かれています。
「表す」
⇒心の中の感情・意思などを外に出して示す、象徴するの意。
例:「口に表す」「喜びを表す」「危険を表す赤信号」「名は体を表す」
「現す」
⇒隠れていたものを、はっきり外に出すこと。
例:「太陽が姿を現す」「正体を現す」「頭角を現す」「本性を現す」
※ちなみに「著す」、「顕す」という表記もあります。
「著す」は書物を書いて世に出すこと、
「顕す」は善行、功績などを世間に知らせること、
だそうです。
そして、この様々なバリエーションを持つ「あらわす」の
「表す」と「現す」が組み合わさってできた言葉が
≪表現≫となります。
「表」→ 感情や意思など、目では見えないことが表面に出る。考えや意思を示す。
「現」→ もともとあって隠れていたものが見えてくる、出てくること
だとすると、
目には見えない自分の思いを表(おもて)にだしながら
その裏にある隠れているものも
表現を通して気付くことができるのかもしれない。
隠れていた自分の感情や思いを知っていくことも
自分を表現することなのかなとそんな風に思えます。
例えば、
「優勝してうれしい」と喜びを表現しながら歌うカラオケと
その裏には非常に強いプレッシャーがあったと
試合の後に現れてくる気持ちも知って歌うカラオケでは
歌の中のエネルギーや表現の幅が違いますよね。
歌、ダンス、お芝居など、表現を通して
表で見えている部分とその奥にある隠れている部分を
両方感じていくきっかけにもなると改めて感じました。
漢字はやはり面白いですね!
お子さまの成長時期には、
表現の機会にぜひ多く触れていただきたいと思います。