未来予測

私がイメージする未来について、少し語ります。

私の40代・50代はボランティア中心でした。
ボランティアのテーマは、人権(アムネスティ)や教育や精神障害者支援や行政監視など色々です。

私が高校生の頃に抱いた夢は、
「世の中を変えたい」、「生きるとは何かを知りたい」という2つでした。
世の中を変えるのは、さすがに私の力量では無理でした。

しかし、生きることは何かは、だいたい掴めたと思っています。(自惚れかもしれませんが)

今の日本と地球人類社会を見ていて、私の未来予測を書きたいと思います。

20世紀は戦争と科学技術の世紀でした。
21世紀はどんな世紀となるでしょう。

環境、資源、核兵器、テクノロジー、食料、軍事と安全保障、中でも民主主義が最重要となるでしょう。
21世紀の最大テーマは格差問題だからです。

21世紀中頃に100億人でピークを迎える世界の人口。
多数の人々が21世紀の豊かさの恩恵を受けられるシステムをつくるには、
民主主義の高度化が不可欠です。
民主主義の発展なくして、格差問題は解決できないでしょう。
民主主義のバージョンアップです。

その第一歩は、地域の自治です。

世界中の様々な地域で地域自治が自立し成熟しなくてはなりません。
庶民の身近な生活を支えるのは地域自治です。

経済も福祉も教育も、地域に生きる人々による住民自治が基礎です。
モノ・人・お金・情報が自由に行き来する現代、特に、
情報の民主化が地球人類社会で共通の関心事です。

情報が集まるところに利益が生まれるのが今の経済です。
ビッグデーダなどの管理を、どのような公的機関が行うのか、多くに人々の監視で開かれたシステムが不可欠です。

特に、特許などの先端情報は、透明性が基本です。
情報の独占は反社会的行為です。
22世紀には特許などの独占的利益は認められなくなるでしょう。
すべてのデータは開かれていなくては、監視できません。

世界経済の重大課題に、税制の世界共通化があります。

私的所有による企業活動の自由は、利益の社会的還元がなされてこそ許容されます。
全ての企業は利益の半分を社会に返すようになるでしょう。

税制の世界共通化で、経済活動の公平性が実現されます。
そして、徴収された税をどのように使うのか、世界共通の課題です。

21世紀は、疫病などの災害の世紀となりそうです。
世界規模の大災害に対応するにも、世界共通の制度やルールが必須です。

そして、グルーバル化の行き着く先は世界の一体化です。

税制だけでなく、民法や刑法など司法も共通化するでしょう。
私の予想では、22世紀は国や国境のない時代になります。
世界共通の通貨、そして無数にある地域通貨の時代です。

AIとロボットの発達で、生産の効率化が進み、
モノの生産はますます安価になると予想されます。
モノ作りで利益が出る時代の終わりです。
資本主義の終わりです。
資本の利益率は最低まで落ちるでしょう。
資本が不要となる時代です。

庶民が暮らす基盤としての経済は、
地域社会が中心になります。
雇用も福祉も医療も教育も地域政府の責務となります。

22世紀に、労働は楽しみとなるでしょう。
多様なアートが世界中で花開くでしょう。
モノや住居はレンタルが中心です。
私的所有というのは、限られた分野だけになるでしょう。

人々の楽しみの中心が、学ぶことや創造することになります。
世の中に役に立つ、人々の生活を改善する良い発明などに対しては、金銭ではなく名誉が与えられるようになります。

金銭への願望が人々の気持ちから消えていく時代となります。
お金以外の多様な価値が豊かになる時代です。

GDPなどの経済指標も大変化します。
経済成長という概念もなくなるでしょう。

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