静かな人生
若者は、有名になりたい、大きなことをしたい、
あるいは、歴史に名を残したい、業績をあげたい、
成功したい、お金持ちになりたい、というような夢を抱く。
私の人生経験から言えるのは、それらはみな、つまらないことだ。
人生は短い、社会や人々の中で喝采や賛美されるのは、
自分の生き方を狭めるようなものなのに。
人の顔色を見て生きるのが好きな人なら別だけど、
自分に忠実でありたいなら、有名にならない方が賢い。
もし、間違って世界的な大発見をしたなら、
その功績は欲しい人に譲るのが賢い。
お金儲けにつながるような発見なら、特に、
人にあげる方が賢い。
今朝の新聞広告にも、そういう記事が多い。
アイデア、クリエイティブ、ダイナミック、グローバル、
起業家精神、時代を動かすキーワードの数々。
みな、成功への誘いを謳っている。
一見、もっともらしい言葉だが、
言葉で世界をとらえることができると信じるのは、
とても甘い妄想に思える。
人生は短い。
できるだけ静かな環境で生きるのが一番。
世界探検は、田舎でも可能。
未来予測もできる。
冒険も田舎で充分。
学びは静かな環境が最適。
静かな環境に、お金は不要。
できるだけ刺激が少ないのが一番。
瞑想は静かな環境でないとできない。
こころの自由もある。