理想の老後

理想の老後は?という質問があった。
私の回答は下記。

あなたが描く理想の引退生活はどんな生活ですか?に対するInoue Toshihiroさんの回答 - Quora

私は今、理想の老後を生きているのではないかと、思う。
難聴が酷くなったので、友人付き合いもしないでいい。
ふらふらするので、車の運転もしないでいい。
これで相当気楽になった。
旅行や外食などもしないでいい。

足はまだ歩けるので散歩はできる。
スーパーと図書館に行けば、約5000歩。
これ以上歩くと、足裏が痛くなる。
そして、室内で自転車漕ぎを本を読みながら。
さらに、一日3回、瞑想を各20分。

一番の楽しみは読書。
老後には、精神的な冒険が似合っている。
時空の旅。
お金は不要。

私は、いつも平行して10冊程度、読んでいる。
今、その一冊は、
「わたしは目で話します」たかおまゆみ著。

文字盤で伝える難病ALSのこと、そして言葉の力
という副題。

ALSについて詳しく書いてある。
文字盤を使って意思伝達というのもおもしろい。
ALSの世界は、特別。

病気の最後は、目も動かせなくなるようだ。
耳が聞こえる人では、ラジオなどは楽しめるだろう。
ただし、意思伝達の方法はない。
すべての決定は、周囲の人に任せるしかない。
脳に送る酸素が不足すれば、意識がなくなる。

もし、私だったらどうするだろう。
この病気は、人工呼吸器を拒否する人が約70%とか。
当然、死期が早まる。
モルヒネなどを使うので、苦しみはないだろうが。

私は難聴なので、ラジオは聞き取れない。
末期になれば、過去の思い出だけに生きるしかないだろう。

私の今の生活は、
過去の思い出だけではない。
色々できて、ほぼ100%満足。
ほぼ理想に近い。

閉じこもりというのが最高にいい。
世の中との接触は、ネットくらい。
ただし、ネットはいつでも遮断できる。
まるで、この世の生を気ままに遮断できるように。


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