鈴木聡一郎(そうみ)

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自分語り

本noteを始めてから半年が経った。 最初こそそれなりに記事を書くことができたが、ここ2ヶ月ほどは実業が忙しく全く書けなくなってしまっていた。 また、そこまでドラマのある人生を送ってきていないので、 書くテーマがなくなってしまった、というのも正直なところだ。 そういえばnoteでもXにおいても、自己紹介的なものをしたことがない。 断片的に自分語りっぽいこともしてきたが、何を書いたことがあって何をまだ書いていないか自分でも把握できていない。 そこで、今回は自分のこれまでの人生

    • 殺意について

      ここ1ヶ月程殺意に悩まされている。いきなり物騒な話で恐縮だが、今僕はある人物を殺したい程憎んでいる。別にだからどうということもないのだが今日はいよいよ本当に実行しそうになったので、その負の感情を放出する意味でも本稿を執筆している。 それにしてもどうにもおさまらないので、とりあえず手当たり次第に殺人事件の文献を読み漁ったり、様々な逆恨み殺人の記事を調べた。で、実際自分の境遇に近いような事件に自分を投影したりもした。その中で出た結論としては「殺人はしないほうがいい」ということだ

      • KOHHそして千葉雄喜 あるいは「連帯」の可能性について

        2024年も残り僅かだが、今年のヒップホップを千葉雄喜の存在を無視して語ることはできないだろう。 KOHHとしての活動を引退してから約2年の今年2月、本名名義で突如『チーム友達』をリリース。 2010年代シーンのレジェンドの復活にヘッズは沸き上がり、瞬く間に反響を呼んだ。 その後やや勢いは衰えたかのように見せたのも束の間、7月30日にはアメリカの女性ラッパーミーガン・ジー・スタリオンとのコラボ曲『Mamushi』をリリースし、アメリカビルボード36位にランクイン、SNSでも爆

        • 結婚記念日に離婚届不受理申出を提出した男の叫び 後編

          前回の記事を書いてから約1ヶ月が経った。 その間に妻が連れて出ていった子供たちが児童相談所の里親に一時保護されたり、色々なことがあったのだが、 その話はまだ解決してもいないし本題とも逸れるため、 今回は前回の続き、僕がこの結婚生活でやってきたことの後半2年間を語っていく。 今回は妻との軋轢よりもビジネス上のしくじりがメインになってくる。 うつ病が本格化したときの顛末も書いたので、是非俺みたいにはならないよう、しくじり先生として活用していただきたい。 意気揚々の船出、しかし

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        • ヒップホップ批評
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          結婚記念日に離婚届不受理申出を提出した男の叫び 前編

          僕は4年前、コロナ禍真っただ中の2020年8月29日に結婚した。 3日前に先に長男が生まれてしまい、バタバタのおめでた婚だった。 翌年、2021年6月には35年ローンで一軒家も購入した。 2022年7月には二人目の子供が生まれ、雇われ社長も辞めて独立した。 全てがうまくいっていて、誰もが羨む幸せがそこにあった。 …そして今日、僕は前日に嫁に子供を連れて出て行かれ、離婚を阻止すべく離婚届不受理申出を提出した。 僕の家庭は現在進行形で離婚の危機に直面している。 「『書く』こと

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          結婚記念日に離婚届不受理申出を提出した男の叫び 前編

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          クライアント2社から契約解除され、事業が丸ごと吹き飛んだ話

          以前、「求人掲載獲得の営業でボロ儲けしすぎてクライアントから業務を打ち切られた話」という記事を書きました。 この記事の本編にもあるように、実はこの話には続きがあり、 クライアントからの業務打ち切りを皮切りに長いハードシングスに入ることとなりました。 当時21歳の僕はまだチームリーダー程度の役職者でしたが、「売上が立たず、日々コストを垂れ流し、社員が次々辞めていき、倒産の危機に瀕する」という状況に生まれて初めて直面し、 かなり追い込まれると共に自分自身大きく成長することができ

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          通信業界最後のバブル「Wi-Fi営業」で儲けた話

          えー、じゃあ、ぞす! 2016年夏〜2016年末にかけてやっていた事業についてお話しします。 これは某JTC通信企業が当時新たにローンチした事業者向けWi-Fiサービスの営業代行で、 当時、高額の販売手数料が設定され、多くの代理店が群れをなして営業に奔走していました。 ※2016-2020年頃までこの営業電話が主に飲食店を中心に頻発し、なかには契約トラブルに発展した事例もあります。後述します。 僕は責任者として立ち上げに奔走し、テレマと訪販の両方を経験しました。 当時、勤

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          光の営業テクニック「客先業連」

          えー、じゃあ、ぞす! 間もなく4月ということで、入社シーズンですね。 今日は僕から入社を控えたビジネスパーソンへ、 伝説の営業会社・光通信直伝の訪問営業テクニック、「客先業連」の話をしたいと思います。 2016年の夏頃、まだサラリーマンだった僕は元光通信出身の方が起業されたベンチャー企業で、部下を数名連れて出向のような形で2ヶ月間働かせてもらいました。(業界用語でインハウスといいます、場所を間借りさせてもらいその会社の代理店として稼働すること) 当時勤めていた会社が経営危

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          会社をクビになりかけた僕が信頼回復のためにやったこと

          前回の有料記事で書いた通り、僕は10年ほど前、 正社員になって4ヶ月でひょんなことから逮捕され、 会社をクビになりかけました。(結果、減給と異動で済んだ) 今日はそんな僕が最短で信頼回復をするためにやったことを書きます。 今回は無料記事なので、色んな方の参考になれば幸いです。 前提 まず、僕が異動したのは当時立ち上がったばかりだった求人媒体掲載獲得の部署で、 当時は部長1人、古株バイト責任者1人、アポインター3-4名の小規模な組織でした。 部長以外の社員は1人もいなかった

          会社をクビになりかけた僕が信頼回復のためにやったこと

          社会人になって4ヶ月で逮捕された話

          「それであきる野に所ジョージのガレージがあって、そこで写真撮ったりしてたら職質されてさ、そのままパクられたってワケ。」 2015年8月末日。 僕は警察署の留置場で、やや呂律の回っていない薬物中毒のおじさんの与太話を聞いていた。 正社員になり、華々しく営業マンとしての道を進み始めた僕は、それからわずか4ヶ月で逮捕され、 それまでの人生で一番のどん底に叩き落とされていたのだった。 ※前回のお話はこちらから https://note.com/ss2022/n/nf7b5336

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          純文学としての「リアル」あるいは「サグ」—REAL-T試論ー

          REAL-Tというラッパーがいる。 2020年9月に生命身体加害略取、逮捕監禁、傷害の疑いで逮捕起訴され、 現在服役中の男だ。 冒頭からショッキングな出だしとなってしまったが、ご容赦いただきたい。 何故なら、この男は人生そのものが「リアル」そして「サグ」だからだ。 完全に触れてはいけないレベルの言葉が立ち並ぶ歌詞だが、筆者はこのラッパーが好きだ。 前回、前々回で触れたRYKEYやバダサイよりも好きかもしれない。 なぜか。 彼の生き様自体に「リアル」を感じざるを得ないからだ。

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          非正規から正社員になり、半年の研修期間を特例で1ヶ月で終わらせてやった話

          「そろそろ新幹線乗る!いってくるね!」 2015年3月、東京駅。 僕は上越新幹線のホームで、当時付き合っていた彼女にLINEを送っていた。 一介のアルバイトとして入社してから約1年。 僕は、4月から生まれて初めて正社員になることが決まったのだった。 前回までのあらすじ 役者業のかたわらテレアポのバイトを始めた鈴木聡一郎(そうみ)は、訪問営業に転身し才能を開花させた。 役者を引退し営業マンとして生きていくことを決めた彼は、ある日上司より「正社員登用」を打診された・・・

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          若手ビジネスマン必見!営業テクニック「言い切りの魔力」

          えー、じゃあ、ぞす! 僕はtoB toC・テレマ・訪販問わずゾス系の営業を10年近くやって、最終的には社長まで登り詰めました。 今後どれだけDX化や生成AIの流れが加速したとしても、人が人である以上「営業」が関わることは避けられないでしょう。 さらに、営業即人道、人間性の成長や恋愛などのコミュニケーション能力にも繋がりますので、 営業職に興味がない方も学んでおいて損はないと思います。 今日は、明日からでも使える営業テクニック「言い切りの魔力」についてお話しします。 言い切

          若手ビジネスマン必見!営業テクニック「言い切りの魔力」

          テレアポ成績ビリだった僕が訪問営業で下剋上した話

          「今月から出勤規制をかけます。営業成績がワースト3位以下のアルバイトの子達は月末の一週間シフトに入れません。」 2014年8月。 K部長は朝礼で保険事業部の従業員達にこう宣告した。 顔は疲れ切り、ポマードで固めていたはずの髪はいつからかノーセットのボサボサヘアーに変わっていた。 肌はかろうじて黒さを保ってはいたが、3ヶ月前に目撃した時の溢れ出る勢いは完全に蒸発していた。 保険事業部と、そして僕は岐路に立たされていた。 僕のその月の営業成績はゼロ、成績は最下位だったからだ。

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          中卒、大学生になるーアカデミアへの「不法滞在」を目指してー

          僕は2011年3月、ちょうど東日本大震災の前後に高校を辞めた。 都内にある偏差値40程度の私立高校で、推薦入試で金を積めば誰でも入れる学校だった。 内申点が21程度しかなく、テスト勉強も"した記憶がない"自分にとっては、 適当な作文と面接だけで不毛な受験戦争を乗り切れるということで願ったり叶ったりだった。 しかし、度重なる停学や教師とのトラブル、同級生達の頭の空っぽさ(自分も空っぽだったのだが)、卒業しても何も得られない絶望感、そのクソみたいな道を押し付けてくる親への抵抗。

          中卒、大学生になるーアカデミアへの「不法滞在」を目指してー

          内面化された「契(ちぎり)」—BADSAIKUSHあるいはカント—

          舐達麻(なめだるま)というヒップホップグループをご存知だろうか。 埼玉県熊谷市をレペゼンし、ストリートの垣根を越えて若者に爆発的な人気を誇る、 ジャパニーズヒップホップシーンの最前線を走る3人組グループである。 舐達麻は現在3人のメンバーから構成されている。 BADSAIKUSH(バダサイクッシュ)、DELTA9KID(デルタナインキッド)、G-PLANTS(ジープランツ)だ。 本稿ではその中でもBADSAIKUSH(以下「バダサイ」)に焦点を当てて論じる。 彼は全身刺青だ

          内面化された「契(ちぎり)」—BADSAIKUSHあるいはカント—