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生成AIが夏休みの宿題を代行!? 生成AIで作る小学生の読書感想文

はじめに

夏休みももう終わろうとしています。この時期になると夏休みの宿題を終わらせないといけないと親も焦りますよね。

うちの小学2年生の息子も自由研究の工作や読書感想文を急いでやっています。私も読書感想文大嫌いでした。とにかく文字数を埋めるためにあれやこれや書いていました。

「というか生成AIで小学生の読書感想文くらい書けそう」

ということでやりました。


実験設定(プロンプト)

今回Perplexityを利用しました。Chat GPT、Claude、Geminiの利用も試しましたが、本の内容にハルシネーション(嘘)が含まれてしまうことがあったのでやめました。

PerplexityはWeb検索を行い、そのソースに従って文章を生成してくれるので安心です。また無料でも十分使えます。万全を期すならばNotebookLMを利用して利用するソースを指定して行うとさらにいいかもしれません。

利用したプロンプトはなるべく簡素に以下を利用しました

あなたは小学二年生の男の子です。夏休みの宿題で読書感想文を書く宿題が出ました。下記の条件を満たして作文を書いてください。
- 700文字から800文字まで
- 小学2年生までに習う漢字は漢字表記する

本は「はれときどきぶた」です。本の内容を調査して感想を書くようにしてください

利用したプロンプト

ポイントは"小学2年生までに習う漢字は漢字表記する"ことかなと思います。これを入れないと難しい漢字を使ってしまうことがあるので先生にばれてしまいます。

今回の本は「はれときどきぶた」です。親も読んだことがあるかつ子供にも読みやすい本を選びましょう。

実験結果(読書感想文)

できた読書感想文は以下です。なかなかの出来栄えです。

ぼくは、なつやすみに「はれときどきぶた」というほんを読みました。このおはなしは、小学三年生の畠山則安くんのことをかいたものです。

則安くんは、まいにちにっきをつけています。でも、あるひ、おかあさんがこっそりにっきを読んでいるのをみつけてしまいます。そこで、則安くんは、おかあさんをびっくりさせようと、うそのにっきを書くことにしました。

すると、ふしぎなことがおこります。則安くんがうそのにっきに書いたことが、ほんとうになってしまうのです。きんぎょがへやをとびまわったり、おかあさんがえんぴつをてんぷらにしたり、学校にぶたがふってきたりします[1][2]。

ぼくは、このおはなしを読んで、とてもおもしろいと思いました。則安くんのかんがえたうそのにっきが、ほんとうになるなんて、すごくわくわくしました。もし、ぼくがうそのにっきを書けるなら、「あしたは、おかしのあめがふります」とか、「学校のプールがチョコレートになります」とか書いてみたいです。

でも、うそのにっきを書くのはよくないことだとも思いました。おかあさんをだますのはよくないし、うそをつくのもよくありません。則安くんも、さいごには、うそのにっきをやめて、ほんとうのことを書くようになりました。

このほんを読んで、にっきを書くのはたのしいことだとわかりました。ぼくも、まいにちにっきを書いてみようと思います。でも、うそは書きません。その日にあったたのしいことや、かなしかったこと、びっくりしたことなど、ほんとうのことを書きたいです。

「はれときどきぶた」は、とてもおもしろくて、たくさんわらえるおはなしでした。でも、同じときに、大切なことも教えてくれました。これからも、いろいろなほんを読んで、もっとたくさんのことを学びたいと思います。

Citations:
[1] https://ddnavi.com/review/547230/a/
[2] https://note.com/fukaharukan/n/nb0552bd8ca13
[3] https://review.rakuten.co.jp/item/1/213310_10053754/1.1/
[4] http://dokusyokansoubunkopi.blog.fc2.com/blog-category-1.html
[5] https://ameblo.jp/kizuhiyo/entry-11580497812.html
[6] https://bookmeter.com/books/530350
[7] https://bookmeter.com/books/530350?review_filter=netabare
[8] http://dokusyokansoubunkopi.blog.fc2.com/blog-entry-10.html

Perplexity利用

ところどころ簡単な漢字もひらがなになっているため、少し修正が必要です。

感想とまとめ

今回、生成AIを用いて夏休みの宿題を楽に済ますという夢?を叶えるべく読書感想文を書かせるトライをしてみました。おそらくもっと工夫すればいいものができると思います(利用できる漢字表をソースとして入力するなど)

今後より生成AI技術は発展して、我々の生活に入ってくると思います。その中で二つの問いを考えています。

  • 子供にいつ生成AI技術によるサービスを与えるのか

  • 教育現場で生成AI技術を用いたアウトプットをどう見抜くのか、どう評価するのか

これは夏休みにはまとまらなさそうなのでまたどこかで書きたいと思います。

子供を持つ親の皆さん、夏休みもあともう少し。頑張って乗り越えましょう。


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