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踊るのえる御殿 『ジンギスカンキャラメルアンソロジー』 感想

おはようございます!
文フリで買った本全部に感想を書こうのコーナー第2弾です!

昨年色んな意味で物議を醸した(?)ジンギスカンキャラメルにまつわるアンソロジーの感想になります!今まで読んでなくてごめんなさい!

語彙力がありません!脈絡がないです!短いです!ネタバレしてます!
ご容赦ください!

望月くらげさま 『さよならは涙とジンギスカンキャラメルの味がした』

本当は、すっごい泣ける話のはずなんです。病気の少女が同じく病気の少年に恋をして、お互いのことを好きだって分かって、からかい合えるような居心地の良さもあって。でも結局彼はいなくなってしまって。
それなのに!ジンギスカンキャラメルが全ての邪魔をするんですよ!あの不味さを思い出すと涙も引っ込みます、怖いです、人間の感情を支配するキャラメルとか怖すぎます。
毎日1個ずつキャラメル食べるシーンとか、唇に指先が触れちゃうシーンとか、大好きなのに、おのれジンギスカンキャラメルめ……。

小谷杏子さま 『犬と小説家のジンギなき戦い』

駄菓子屋さんで昔キャラメル買ったなぁと思い出に一瞬耽っていたら、ジンギスカンキャラメルに人面犬を筆頭に妖怪のオンパレードで、えええ???ってなりましたw よかったあの頃買ったキャラメルが普通の味で。
ほのぼの妖怪話だと思ったのに、SF要素もあって、話の引力と展開のスピード感がすごくて、これがエンタメか……!とケタケタ笑いながら読みました!楽しかったです!

六畳のえるさま 『彼への返事はキャラメルで』

北国出身なので、冬は横断歩道の白線は踏むべからずのルールを思い出して懐かしくなりました。本当に滑るんですよね、白線。薄く雪が積もってるときが一番危険だったりします。
リカーミステリのときのような謎解きのワクワク感がジンギスカンキャラメルにも表れていて、ジンギスカンキャラメルへの愛を感じました!(多分) ジンギスカンキャラメルにもそんな背景があったんですね……。でも紫蘭はやっぱり美味しい方がいいと思う……。
名前や発言、動作にもヒントが隠されているのが面白くて、もう一回読み直して、おお~ってするのが楽しかったです。

松藤かるりさま 『ジンギスカンキャラメルは奇跡の夢を見るか』

何をどうしたらジンギスカンキャラメルとSFが混ざるんですか……!(最高)
しかも触手みたいにうねうね動くジンギスカンキャラメルとか気持ち悪すぎますし、自我を持って自己繁殖するとか嫌すぎます……。
確かにジンギスカンキャラメルが美味しいor不味いで議論になることってあると思いますし(いやまあ本当は議論の余地なんてないと思いますけどねw)、それを美味派と不味派という政治的?派閥として描くのも面白過ぎてとにかく最高でした!!

以上になります!
1年も放置してごめんなさい!
面白かったです!!
でも、ジンギスカンキャラメルはもう食べません!要りません!

P.S.
ちなみにブースでいただいたジンギスカンキャラメルは、課題の模型を作っていて気絶しかけた午前4時に食べました。あまりのまずさに目が覚めるので、エナジードリンクの効かなくなってきた建築学生にとてもオススメです。吐くときは模型と図面から離れた場所にしましょう。以上。


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