ジェノサイド 高野和明

評価:★★★★★(満点)

感想: 2011年出版と当時大ヒットをしていた時には読む機会に恵まれず。昨今のコロナ感染拡大を受けて、改めて注目が集まった作品

文句なくオススメする大作。

という言葉に尽きる。

作者の医療に対する調査、米国の軍事政治に関する調査。　大学院で各分野を専攻されたかの様な緻密な情報の中で　完璧に練られたストーリー構成

それに加え、新人類というファンタジーの要素もありながら　人間が20万年も殺し合いを続けてきた愚かな歴史に終止符を打てるのか？

※ロシア・プーチンが赤紙を出して、更にウクライナ侵攻を激化させるという愚行を今も人類は繰り返している真っ只中…

研人のヌースへの最後の一言「この国はもう戦争を二度としないと決めたんだ」

この実現がない限り、人間はいつか核戦争、未知なるウイルス、はたまたは温暖化による自然災害で後100年の寿命も短くしちゃうのだろう。