個人目標、頭割りはやめませんか?

従業員に過剰な目標を設定して達成できなければ自爆営業を強いるなど、ニュースで話題になった会社もあります。「私の会社もそうだ。」と人もいるでしょう。

会社は収益を上げなければいけません。収益を上げるために売上目標を設定して、進捗状況を管理するのはある意味当然だと思います。

しかし、目標管理をする上で単純に人数で頭割りするのは、経営者や管理者の資質が問われます。

というのも、個人の目標の数字の進捗のみを管理して出来ていなければ、その個人に責任を押し付け、自爆営業やパワハラ・モラハラを日常的に行うような職場環境となることがあります。

本来、自社の商品が売れないことは、ターゲティングが間違っているとか、マーケティング不足など、売り方の問題であって、個人の責任ではありません。

それを個人の責任として押し付ければ、従業員は疲弊し、目標を達成するために顧客のことを考えない営業を行い、世間からも相手にされなくなってしまいます。

個人目標のみを管理することは管理者にとって一番楽な方法ですが、マーケティングや社員教育がおざなりになり。商品の良さが顧客に正しく伝わらず、商品の価値だけでなく会社の価値すら低下してしまいます。

また、従業員は「自分がしていることは、社会の役にたっていない。」と、やる気を失って会社を去り、インターネット上では過剰なノルマがあると情報が流れて新規採用しても人が集まらずに、人材不足が慢性的に起こります。

長く続いている会社にほど起こりがちなのですが、今一度、会社の価値や自社の商品、働く従業員のやりがいについて見直して欲しいと思います。

世の中は変化していて、「今まで通り」は、もはや通用しないです。
なので、自分自身も日々成長して自分の価値を高めたいなと思っています。




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ねこ好き労務士@奈良
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