🟧11月は「過労死等防止啓発月間」です R6/11/1投稿
「過労死等防止啓発月間」は「過労死等防止対策推進法」に基づくもので、過労死等を防止することの重要性について国民の自覚を促し、関心と理解を深めるため、毎年11月に実施されています。
過労死等防止啓発月間中は、国民への周知・啓発を目的に、各都道府県において「過労死等防止対策推進シンポジウム」を行うほか、「過重労働解消キャンペーン」として、長時間労働の是正や賃金不払残業などの解消に向けた重点的な監督指導やセミナーの開催、一般の方からの労働に関する相談を無料で受け付けるなどされるとのことです。
「令和6年版過労死等防止対策白書」によると、令和5年度自殺者2万1837人のうち2,875人が「勤務問題」とされています。
さらにそのうち24.7%が「仕事疲れ」で134件(全体の4.7%)が「長時間労働」となっています。
また、過労死等に関わる令和5年度の労災補償の労災請求件数は、
(1)業務における過重な負荷による脳血管疾患・心臓疾患を原因とするもの・・・1,023件(過去最多)
(2)業務における強い心理的負荷による精神障害を原因とするもの・・・3,575件(過去最多。増加も率高い)
となっています。
この数字を見れば、ストレスチェックなどの適用拡大が検討されるのも仕方ないところです。
働きやすい労働環境を整えつつ生産性を伸ばすという難しい取り組みが企業には求められます。
(参考)令和6年版過労死等防止対策白書
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