味覚障害対策のサプリメント「亜鉛」を試そう
多発性骨髄腫の治療を始めてからの、生活上の最大の悩みは副作用の味覚障害だ。ものぐさな私にとって、妻との食事、とりわけ外食が休日の楽しみだった。その楽しみもコロナ禍で自粛ぎみであるのに加えて、副作用の味覚障害が重なり、食事自体に楽しみや喜びを感じられない状態が続いている。
対応策として挙げられているのは、メニューや味付けの工夫が多いが、そんなことしてもあまり楽しくないし、感覚は戻らない。第一、外食に出かけて、その店の本来の味を楽しめないことに変わりない。次に、歯科衛生のようだ。これは、がん治療の前に歯科検診を行い、先日もかかりつけの歯科にかかって状況を見てもらった。食事の前後のうがいを行うとのことだが、そこまで律儀にできるほどまめじゃないのは自分が一番知っている。
となれば、レモンなど酸味のある柑橘類を食べる。さらには、亜鉛の摂取ということらしい。酸味のある柑橘類は、唾液の分泌を増やす効果があるそうだ。でも、唾液が増えれば、なぜ、味覚障害が解消されるのかがいまひとつ分からないし、すでに、みかん好きで人よりはかなり食している。
残る、亜鉛の摂取だが、含有量の多い、牡蠣やレバーなどを意識的に摂ることにしなければならない。病気による貧血もあるので、これは実践をしなければと思っているが、これらばかりを摂取するのもかなり無理がある。そこで、サプリメントの「亜鉛」を服用することにした。
かつて、血液検査で、元気を維持するには「亜鉛」を積極的に摂るようにと言われたことがあったので、入院まで少しずつ飲み続けていた。今回は、少し腰を据えて飲んでみようと思う。亜鉛が不足すると味を感じ取る細胞の再生が進まなくなるため、結果的に味覚障害を引き起こすとのこ。味覚細胞が再生されて、楽しい食事ができることに期待したい。
貴重なあなたの時間を、私のつたない記事を読んでいただく時間に費やしていただきありがとうございます。これからも、地道に書き込んでいこうと思いますので、よろしくお願いします。