韓国の伝統酒について
年末年始の高い航空券を避けるべく早めの帰省をした一週間でした。大概の韓国のカルチャーは幼い頃から経験しているのですが、ネイティブらしい通な経験をしようとマッコリ博物館に行ってきたのでその感想を書いてみます。
韓国の伝統酒
韓国の地域には昔ながら作られている地域の伝統酒があり、お米や果物で作られたものが有名で今も受け継がれている酒造家さんがいます。
一番有名で今だに食卓によく上がるお酒には
・ポクブンジャ酒
・マッコリ
・焼酎
などがあるかと思います。
今回行ってみた京畿道の酒造博物館は韓国のレストランやマーケットでも販売されているお酒の酒造院でした。
マッコリ博物館の内部には昔お酒を作る際に使っていた道具からお酒の作り方に関するレシピや情報が残っている本などが展示されていて、その時代と照らし合わせてどのように今のお酒文化にたどり着いたかがわかり面白かったです。
マッコリの作り方
動画で紹介されていたマッコリの作り方ですが、
1. お米を蒸して、冷ます
2.冷めたお米をヌルック(누룩)と呼ばれるお米・小麦を混ぜこねたカビ酵母と混ぜる
3.土器の壺を松の葉を燃やしてできた煙などで温めたり、消毒する
4.消毒した壺にカビ酵母と混ぜたお米を入れる
5.発酵させる
6.アルコールのチェックを行い、必要に応じて水を足す
7.薬酒と呼ばれる一番濃くて清らかなお酒はここで完成
→その下に水を足して出てくる濁り酒がマッコリ
→マッコリをさらに蒸留させれば焼酎
韓国の伝統酒が若者に近づく
博物館の地下には試飲コーナーがあり、10種類ほどの伝統酒を試飲することができました。興味深かったのは、マッコリにココナッツやスパークリングを追加した若者向けのマッコリラインでした。ラベルも可愛く、果物の味がするマッコリは珍しくて斬新で。韓国で大学を出た妹も学校の飲み会でマッコリにヤクルトを混ぜて飲むようなことをしたと言うことで、伝統酒が若者にも愛され続けていることを嬉しく思います。
昔ながらのものが、長く、オリジナリティーをもって愛され続けることを願って、今の周りの当たり前のものが遠い未来に懐かしい、嬉しいものとして再度出会えますよーに。
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