【奨】ここで見つけた自分のvision
どうも、Mr.ハリックです。(違う)
取り乱しました。
Mr.ハリックのブログはこちら👇
改めまして。
ひとり伝統鍼灸と呼ばれているとかいないとか@横山です。
1.まず結論は”日本鍼灸の復権”
話しが長くなるタイプなので結論から発表しよう。
SQ-SALONで私が見つけたvision(will)はこちら。
”パイオニアとして臨床/教育/研究/経営の相互シナジーによる
新たな基盤を作り、日本鍼灸の復権に向かう”
これだけでは意味がわからないと思うのでひとつずつ解説をしよう。
この解説如何で横山のvisionがどの程度具体性があるのかが問われる。
お、恐ろしい......(; ・`д・´)
2.現在の結論に至るまでの過程
水先案内人@SQ-SALON事務局のブログ
にもあるようにSALONメンバーで対話を繰り返し、己のvisionの深堀りが日夜行われていくわけだ。
willと呼ばれる「成し遂げるべき目標」の明確化が最重要視される。
SALONに参加するまでの私は、visionなど設定しても達成できなければ意味がないと考えていた。
乱暴な言い方をすれば、結果のでない過程は本質的には意味がないと思う部分がある。
これには大学まで続けていたスピードスケートを「ボトムアップ型」でトレーニングしていたことが影響しているのだろう。
スポーツは結局のところ結果が全てと思っているのも影響が大きいと思う。
今現実にできることを繰り返し積み重ね、その結果が目標になっていくと考えていた。
それは今現在でも変わらないが、visionの深堀りによりwillからMECEしKPIを設定するプロセスを経験し、自己のなかでのトップダウンとボトムアップの双方が両立したことを初めて体感した(まだなにも達成してないけどw)。
「MECE」とは、willに向かうために必要なスキルや、やるべき事を分解しモレなくダブりなく考えること。「KPI」とは、目標となる具体的な日程と数値を決めること。
このトップダウン(will→MECE→KPI)とボトムアップ(KPI→MECE→will)の関係性を理解した時‼︎(理解したかどうかはこれから次第だけどw)
横山のvisionがみえてきた訳である。続く。
3.現在の自分をレビューする
現在私は、東京は御茶ノ水にてアイム鍼灸院を妻とともに営んでいる。
自分自身の基盤は鍼灸臨床メインの開業鍼灸師である。
鍼灸臨床に関して、毫鍼の接触鍼法というある意味変わった技術と、漢方医からの影響をうけた腹診重視の治療スタイルは現代の鍼灸師としては異質な存在になっているらしい。
そして臨床経験も同世代の鍼灸師のなかでは豊富な方であろうと考えている。
経営に関しては妻の努力の賜物ではあるが、現代に受け入れてもらえるようなわりと素敵な鍼灸院であると自画自賛している。
その基盤がありつつ、明治国際医療大学の研究生として「日本の伝統鍼灸に関する研究」を行っている。
そして、東洋鍼灸専門学校の非常勤講師としてはり灸の実技も教えている。
つまり、鍼灸に関する「臨床」「経営」「研究」「教育」という各々のセクション全てに関わっている事になる。
ある程度意識してやってきたことではあるが、今までにあまりいないタイプの鍼灸師になってきているであろうと自己評価している。
あえて一言付け加えておく。
これは自慢ではなく、自分自身をMECEした自己評価である。
(異論あれば小声で教えてね(;´・ω・))
謙虚は大事だが、わざわざ遜る必要もないと思っている。
そんな横山が考えたのがこちら。
①今やっている事を続けていけば鍼灸に関する臨床/経営/研究/教育を繋げた今までにない新しい基盤が出来るのではないだろうか?
②これらを並行的に進めていけば、全要素の接着剤的な新しい立ち位置の鍼灸師になれるのではないだろうか?
③これらのスペシャリスト達を繋げて、新しい教育のカタチや資格取得後の研修のカタチが出来れば、本当に鍼灸が世の中の多方面から認められるカタチになるのではないだろうか?
④医史学の研究者からは、江戸期の学術レベルが歴史上最高で現在はそれには遠く及ばないというのが通説であるが、横山としては総合力では現在の鍼灸の方が高いと思っている。新たな基盤がカタチになれば江戸時代を超える鍼灸の復権が成るのではないだろうか?
その結果。
”パイオニアとして臨床/教育/研究/経営の相互シナジーによる
新たな基盤を作り、日本鍼灸の復権に向かう”
これだけのことができればパイオニアだろうと。
我が母校、東洋鍼灸専門学校の創設者である昭和鍼灸のパイオニア柳谷素霊を超えることができるかもしれない。(こえる必要があるかどうかは謎)
とにかく横山はわりと野心はあるけど鍼灸のことを真剣に考えてるっていうことが良く分かった(/・ω・)/
4.則天去私
私横山の座右の銘は「則天去私」天に則り私を去る。
夏目漱石が創った造語で、晩年に自身の文学と人生の理想とした境地だそうだ。
横山自身は当然ながら俗物であり私心と野心を捨て去ることができない。
「新たな基盤」をつくることも「日本鍼灸の復権」も極論をいえばどうでもいいことだ。
多くの鍼灸師も、結局は自分の生活が成り立てば良いというのが偽らざる気持ちだろう。
そりゃー当然だろうと思う。だって生活優先だよ、そりゃ。
ではなぜ、こんなvisionになったのかというと、
世の中だいぶ変わったけどお前らの時代の鍼灸はどうなんよ?
オレらの時代より進化してんの?お前らはオレらより鍼灸上手いよね?
オレらの積み重ねと業績があるんだから、当然オレらより病める人の助けになってるよね?
と、先人達が語りかけてくるような気がしているのだ。
なお、歴史を学ぶ意味はここにあると思っている。
そんな先人達の問いかけに答えようとすると「則天去私」の精神が自分の中から芽生えてくるのを感じるのだ。
もう完全に思い込みのはげしい勝手な使命感である。
鍼灸のために何かがしたい‼︎ 鍼灸がもっと評価されたい‼︎
こんな良いものがなぜこんなに評価が低いのか‼︎
すげー身体も心も楽になるのに‼︎
こんなにも人の役に立つモノなのに‼︎
昔はあんなに評価されていたのに‼︎
スピードスケートもマイナーだったのに何故もっとマイナーなものに身を投じないといけないのか‼︎(則天去私はどこへ)
そして横山のvisionは決まった。
5.そして......
気が付けばSQ-SALONが生活のなかでなくてはならない存在になっている。
それはvisionがある程度定まったからもあるが、正直単純にこういうの楽しいのだ。
部活みたいなんだ。スピードスケートと一緒なんだ。
個人で高め合いながらもチームなんだ。
鍼灸業界全体がSQ-SALONみたいに高め合えたら、世の中を変えることが出来るかもしれない。
鍼灸が本当の意味で温故知新の精神を取り戻し、世の中で確固たる地位を築くことができるかもしれない。
そんな可能性を感じるこのSQ-SALONみたいなものが今までの鍼灸にあっただろうか?
オレは知らない。
【かいた人】 横山 奨(showpin)
アイム鍼灸院総院長/医療法人社団ひのき会証クリニック附属鍼灸臨床研究所所長
鍼灸の真実を知りたい人、鍼灸の嘘を暴きたい人。
鍼灸臨床、研究、教育、経営という4つのカテゴリーを横断的に活動中。
ひとり伝統鍼灸の異名を持つとか持たないとか。
◆アイム鍼灸院
https://www.salon-im.com/
このサロンの活動は鍼灸業界、その先にある社会をより良くしていくことに繋がると信じています。 活動の幅を広げる為のご支援をよろしくお願いいたします。