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これからのエムグラムについて

エムグラム診断の2018年版が多くの人たちに受け入れてもらえて、正直ホッとした。2017年にただ1回大きなバズを起こしただけの性格診断、という状態を脱皮できた手応えがある。

エムグラム診断というプロダクトは、あるマッチングサービスをつくる過程でたまたま生まれた副産物で、自分としても初めて扱うようなジャンルのプロダクトだったから、去年の今頃はこのプロダクトをどうしていいかわからなかった。そしてぼくはこのサービスを1年間も放置し、育てることができなかった。

けど、チームや周りの人たちの導きがあって、なんとか手をかけていると、本当にいいと思えるプロダクトになってきた。そして、プロダクトに強い愛情も生まれてきた。そうしたら、多くの人に愛されるプロダクトにもなってきた。

今ぼくが、何より幸せなのは、自分がこの先このプロダクトをどのように育ててゆきたいかのイメージをはっきり持てていることだ。

そこで、ぼくはこのエムグラムをどのように育ててゆくのかを書いておくことにする。

プロダクトとしてのこだわり

(1)「自分を知るエンタメ」の究極系を目指したい。

色々なエンタメはあるけど、人ってなんだかんだいって自分に一番興味がある。だから、多くのエンタメがある中での1つとして、「エンターテインメント」×「自分を知る」という部類では、圧倒的に1番の最高の「楽しく、でも正しく自分を知ることができる」という体験を届けられるプロダクトに育てたい。

(2)「自分を知る」の本質を追求し続けたい。

「自分を知る」ってのは解釈が広いんだけど、ぼくの持っているイメージは、ただ単に、ある時点での自分をCTスキャンみたいにして分析しまくるとかそういう意味じゃない。それよりは、色々な角度から自分を知るイメージに近い。たとえば、長い時間かけて変化する自分の変化もまた自分のことだし、人からみた自分もまた自分だし、すごく仲良しの友達との2人のこともこれもまた自分。違う言語での自分を知ることもまたしかり。とても柔軟な視野で、今までできなかったような「自分を知る」体験をエムグラムをつくる人たち知恵の及ぶ限り提供したい。

(3)複数人で楽しめるものにしたい。

2人、3人で楽しめるようなエムグラムに進化させたい。人との時間は楽しいほうがいい。今でも数人で楽しんでくれているユーザーをTwitterで見かけたりするんだけど、その話を聞くととてもうれしい。あと、自分もそうなんだけど、せっかく自分の時間を費やして作っているものをTwitterとかプレスで「リリースしましたー」っていうよりも、身近な友達や家族とリアルな場で一緒に遊びたい。エムグラムを作っている人たちにとって、ぼくはそれがすごく大事だと思っている。作っている人たち誰もが、リアルな友達を本当に巻き込んでもいい、と思えるレベルのプロダクトを作り続けることにこだわりたい。

起業家としてのこだわり

プロダクト体験をどのように育てたいか、については上述の通りだが、起業家としてのエゴも含めて、チャレンジしたいなって思うのは以下の通り。

(1)機能的な美しさへのこだわり。

ぼくは、美しいものへの憧れが強い。だから、デザインという面で、抜きん出ているプロダクトにはとても憧れる。Apple製品の明らかに直感的に操作できるUIは素敵だし、Slackはちょっとした待ち時間もを楽しくしてくれる細やかな配慮も美しい。こてこてのデザインにしたいとか、そういうことではなく、ユーザーが欲しい体験を最短パスで心理的な待ち時間0で届けられるようなプロダクトをぼくも作りたいし、それを触りたい。

(2)ライフタイムで付き合ってもらえるものにしたい。

せっかくつくるんだから、「数年で飽きちゃった」みたいなものじゃなくて、ユーザーがライフタイムで付き合えるものにしたい。エムグラムが今後届ける体験を考えると、きっとライフタイム∞になるんだろうなって思っているけど、そういうものをちゃんと世の中に残したいという気持ちも実はある。

(3)自分がこの先訪問する国々で圧倒的な知名度であって欲しい。

どこの国に行っても、とりあえず「あ、エムグラム作ったよ」って言えばどこの国でも「おお!お前か!」で話が通じるとか最高。エムグラムはプロダクト体験上、当然多言語化はしてゆくんだけど、やっぱ、世界中でエムグラムって言葉が使われる未来を想像するとそれだけで楽しくなっちゃうよね。エムグラムに時間を費やしてつくる人たちにとっても、それは特別な体験になると思っているし、ぼくはそういう体験を返したい。

おわりに

目標を見失うというのはとても恐ろしいことだ。

はじめに述べた通り、エムグラムはマッチングサービスを作るために生まれたプロダクトだったので、そのマッチングサービスをやらないという結論を出してからは、エムグラムはぼくにとっては特段の大義なく、とりあえず有望そうなプロダクトとなってしまい、約1年間にもわたって、特段の改良をすることができずチームの時間を浪費してしまった。

これはスタートアップとして悪夢であるし、本当にやってはいけないことだった。

もちろん、その間に、エンタープライズ向けエムグラムを作る機会があったり、それを使ってもらったり、チームの命運を変えてしまう本に出会ったり、色々な学びがあったし、その結果として収益も生まれて会社はつぶれずサバイブしたのだから、何もしていなかったのではなく、必要な学びはあったとは思っている。ただ、こういう1年を過ごすのはもうこれで最後にしたい。

この先はブレることのないようにエムグラムを育ててゆくことに集中する。

謝辞

これまでの1年、エムグラムを育てることに力を貸してくれたみんなと、使ってくれた方々全員に感謝します。これからのエムグラムを楽しみにしていてください。


mgram inc. 
Yusuke Matsumura  -  @spyuchan

エムグラム診断  https://mgram.me
mgram inc.  https://mgram.co
メンバー募集  https://goo.gl/forms/HKtlzBWku9cnJsUH2

いまフルタイム3人だけのスモールチームなんだけど、もし、上記のような「エムグラムのこれから」を一緒に作りたいって思ってくれる人がいたら、気軽に連絡くれると嬉しいです。ちゃんと互いのことをよく知って、ベストフィットな人、いいタイミングでJOINしてくれたらいいなって感じなので、いますぐってわけじゃなくても、ちゃんと知って考えてみたい!って感じなら本当に気軽に連絡くれてOKです。FBTwitterでも👌

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