優しい温もりよりも「きつい抱擁」が欲しい
明日は少しでも笑顔が作れるかな
雨上がりの夜 澄んだ空気を吸い込めば
今日の暗い心を全て吐き出せるかも知れない
静かな月の明かりを見たかったけれど
見渡す空は遠くのネオンを映すだけで
星の瞬きは霞み 雲の怪しい姿に不安を覚える
何を間違えたんだろう
どうして出来ないんだろう
すれ違うことばかりで
心がじわじわと握り潰される
目を閉じて、胸の痛みを味わい尽くす
瞼が熱く震えて鼻の奥がツンとしてくる
膝を抱え顔をうずめて小さく嗚咽をもらす
こんな夜は優しい温もりよりもきつい抱擁が欲しい
熱くギュッと包み込んでくれるモノなら もぅ何でも
最後まで読んでくださってありがとうございます! ありがたく頂戴いたします!