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Mnet新番組、ニッチなK-POPファンが集う「ムムルレコード」の収録に潜入&プロデューサーにインタビュー!

―ただただK-POP好きのオタクと共に、ニッチに、ディープに語りたい!―

推しの話だけを肴に、語りつくす時間って最高ですよね。

そんな時間を擬似体験できるのが、Mnet「ムムルレコード」かもしれません。

「ムムルレコード」とは?

ディープなK-POP好きが集う秘密のバー「ムムルレコード」。
毎晩若者や常連客で賑わう店内。気張らずに話し合える場で好きな推しの歌やダンス、さらにはK-POP沼の入り口ともいえるトレカにまつわる推し活などマニアックなホンネトークを語りつくすMnet放送の新番組。K-POP歴20年の大沢あかねさんが店長として登場し、毎回K-POP愛に溢れたゲストと共に、トークに花を咲かせます。

今回は、そんな「ムムルレコード」のプロデュースを行うMnetのプロモーション担当の江戸野さんに、番組の構想秘話や想い、ご自身のK-POP遍歴についてお話を伺いました。

9月20日に放送が予定されている、SUPER★DRAGONの池田彪馬さんと田中洸希さん、作詞・作曲家の岡嶋かな多さんをゲスト迎える #3「ボーカル♡愛」の収録風景と共にお楽しみください。

大沢あかねさんの番組インタビューはこちら。



お話を聞いた人

CJ ENM Japan株式会社 江戸野さん

Mnetのプロモーション担当。
「ムムルレコード」のプロデューサーを務める。

「ムムルレコード」誕生秘話


――まず、「ムムルレコード」の企画はどういった経緯で生まれたのでしょうか?

江戸野さん「Mnetでは、昨年iKONのキャンプ番組(『GET READY, iKON TIME!~iKONICのためなら~』)や、チョ・ユリの鎌倉旅番組(『JO YURI’s Music Trip ~江の島・鎌倉編~』)のような、実際のK-POPアーティストをメインにしたオリジナル番組を作っていました。

そんな中、会社全体で何か新しい試みをしようという機会があり、とにかくK-POPの魅力を広げたいという気持ちでK-POPをディープに扱う番組をつくりたいなと思ったのがきっかけです。

とことん『K-POPを追求する』をキーワードに、ダンス・ボーカルからの視点はもちろん、今までになかった『なぜトレカがこんなに人を魅了するのか』など、実際にオタクのゲストと一緒に様々なテーマを深堀できたらと考えました。会社でも面白がってくれる人が周りにもいて制作をすることになりました。『さすがMnet』って思われるのが最終ゴールです」

――元々江戸野さんは、番組制作を担当されていたのですか?

江戸野さん「普段は制作ではなくてマーケティングチームなので、番組の企画や進行の経験はありませんでした。制作されたものを宣伝する担当だったんです(笑) でも、自分がマーケティングの視点で仕事をしているので、『面白い番組作ろう』だけでなくて『知ってもらおう』までを意識して進行しています。例えば認知拡大を意識して、番組の企画だけではなくSNSを活用したプロモーションの視点まで考えています」

――ここまで#4まで収録されておりますが(※取材当時)、収録風景をご覧になっていかがですか?

江戸野さん「出演者の方に、自分の“好き”や“推し”を語って、共感したり、発見したり、新たな気づきを得たりしてほしいというのが番組の狙いなので、実際にいろんなテーマでみなさんにお話しいただけて、すごく満足しています。
自分の知らないアーティストの話の場合、ついていけないとか、分からないと思ってしまう点もあるかと思いますが、『それいいね』とか、『そんな見方あるんだ!』みたいに盛り上がっています。大沢さんがものすごくK-POPがお好きで、ゲストのお話を引き出すのが上手いので、大沢さんにうまく引っ張っていただいています」

――K-POPの「ボーカル」に着目した#3でも、作詞・作曲家の岡嶋かな多さんの専門的でディープな話が聞けたり、SUPER★DRAGONの池田彪馬さん、田中洸希さんのような普段推されている側であろう2人の “オタク感”が出ていて、出演者のファンの方もきっと嬉しいだろうなと。

和気藹々と行われる収録!

江戸野さん「そうですね。とにかく話を深掘るという点を意識していたので良かったです。1話のゲストのかみちぃさんが、収録後の感想で『これマニアしか見ないでしょ』『K-POP初心者ついていけないレベルだよ』っていうようなことを仰っていて(笑) 
でも、わたしにとってはそれが褒め言葉だと感じました。テーマ選びもチームで毎回議論を重ねています。必ず事前に出演者さんとも打ち合わせをして、内容にこだわってやっています。いかに深い話をしてもらうかという環境づくりを意識しています」

江戸野さんのK-POP遍歴 最推しグループは


――江戸野さんのK-POP遍歴についても伺っていきたいのですが、江戸野さんご自身もK-POPがお好きで。

江戸野さん「元々K-POPには全く興味が無かったのですが、コロナ禍の時に時間があって韓国のオーディション番組を見て、なぜ事務所に所属してる人がこのオーディション受けているんだろうって思ったのが始まりです。なぜ?という疑問がたくさんあって、調べたら事務所もたくさんあって、日本の仕組みとは違う新しい情報がいっぱいありました。
もともと分析したり、考察したりすることが好きなので、調べれば調べるほど新しい情報に出会えて、まさかのK-POP沼にハマってしまいました。ちょうどENHYPENを生んだ(オーディション番組)『I-LAND』や『KINGDOM』というサバイバル番組がやっていて、いろんな形のオーディション番組があるんだ、と思いました。そこから遡って過去のオーディション番組も見漁って。見ても見てもコンテンツが消化できないほどあって、それが沼にハマったきっかけでした」

――たしかに、1つハマり始めたら芋づる式にいろいろなコンテンツが出てきて好きになるって、K-POPの沼にハマった人みんな仰っているような気がします。その中でも一番ハマった人やグループはありましたか?

江戸野さん「今、一番好きなのはSHINeeです!」

――好きになったきっかけは?

江戸野さん「好きになったきっかけは、たまたま見ていた『M COUNTDOWN』で流れてきたSHINeeの『Don't Call Me』のパフォーマンスです。SHINeeの名前は知っていたのですが、実際には見るのは初めてで、SHINeeってどんなグループなのかなと見ていたら、とにかくダンスがキレキレで、もう一回みたいとなりました。すぐに2回目を見たんですが、1回目には気づかなかった歌の上手さとステージの掌握さに圧倒されました。ミュージックビデオもみて、彼らが持つ独特の世界観にすっかり魅了されてしまいました。あの時のステージは数えられないほど見ていますね(笑)」

――K-POPグループの中ではベテランのイメージがあります。

江戸野さん「第二世代なので、もうベテランですが、いつまでも新鮮なところがすごいなって思いますね。ソロ活動も充実していて、ソロコンサートにも足を運んでいます。最近は、昨年の『MAMA AWARDS』でのRIIZEのパフォーマンスも衝撃的で、注目しています」

――「分析・考察」がお好きな江戸野さんのルーツがあるからこそ、ニッチな話題が展開される「ムムルレコード」につながるのですね。

「ムムルレコード」 細部へのこだわり

田中洸希さん持参のトレカもBARの机に並びます。
小道具ではないところが「本当にファンが集まっている」というリアリティを感じるポイント。


――「ムムルレコード」という番組名も個性的でかわいいなと思ったのですが、 「ムムル」というのはどのような意味があるのでしょうか?

江戸野さん「ムムルっていうのが『なんでも聞いて』っていう意味なんです。무엇이든 물어보세요(ムオシドゥン ムロボセヨ)っていう韓国語の略語なんです。SNSで”質問して”というときに“ムムル”と聞くそうです。質問箱っていう意味と、あとちょっと可愛い音を入れたいなと思ってムムルという言葉を入れました」

――「レコード」という言葉をタイトルに入れたのは?

江戸野さん「Z世代を意識したニュートロ(=ニューレトロ)の世界観をイメージした番組にしたいなっていうところが元々ありました。今日本でも韓国でも、レコードがすごく流行っているので、今のトレンド感を上手く合わさるかなと思って入れました。レコードが“記録する”という意味もあるので、“ムムル(質問箱)をレコード(記録)する”っていうのもすごくいいなと思ってチームのメンバーと一緒に考えました」

――セットに使用しているお店にも、レコードがあちらこちらに置いてありますね。

江戸野さん「場所選びにもこだわりました。ニュートロを意識した80年代の雰囲気のお店をチームメンバーと一緒にリサーチしました。番組にピッタリな雰囲気のお店に出会い、ニュートロな雰囲気を出すことができたと思っています。K-POPの要素を付け加えるために、お酒が並ぶバーカウンターにペンライトやCDなども置いてさりげない演出をしています。ファンの子たちが喜んでくれたり、『誰々のペンライトあったよ』みたいに発見をしてくれたら嬉しいです」

――最後に、視聴者やスカパー!noteの読者の皆さんにメッセージをお願いします。

江戸野さん「K-POPを好きな人には絶対に見ていただきたいなと思っています!こういう視点もあったのかっていう新たな気づきだったり、あのボーカルをちょっと聴いてみようかな、と実際に検索するというような行動に繋がったら嬉しいなと思います。もちろん、K-POP初心者の方も歓迎です。
K-POPも今すごく日本で人気があるとは思うものの、触れられる機会ってやっぱりそこまで多くないので、是非Mnetでご視聴いただけたら嬉しいです!」


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