「虎に翼」放送直前!朝ドラ好き社員が好きなヒロインや楽しみ方について語ってみた。【後編】
朝ドラ好き社員を集めてお話を伺っている今回の座談会。
前編では、好きなハマったきっかけや朝ドラ作品について語っていただきました。
後編では、好きな衝撃シーンや好きなヒロイン、そして「虎に翼」への期待についてお届けいたします。
朝ドラの衝撃シーン!
―前半では好きな作品について語っていただきましたが、衝撃的だった作品はありますか。
Kさん「高畑充希ちゃんが登場した『ごちそうさん』の歌のシーンかな。すごいシンデレラが出てきた!みたいな衝撃とかはあったかな」
Sさん「喫茶店でかき氷を訴求するCMソングのような歌を高畑充希ちゃんが歌うシーンですね。役柄としては大人しい子であまり喋らないんですけど、恥ずかしがり屋なのに歌が上手いというので歌ってくれて…高畑充希ちゃんも出始めでしたし、透明感あって歌もうまくて衝撃でした」
Kさん「ヒロインはもちろん、相手役や脇役のキャストも、キラッと光る子が見れるのが朝ドラっぽくて嬉しいですね」
Sさん「それでいうと、私は『半分、青い。』で中村倫也さんに沼りました(笑)」
Kさん「あのふにゃふにゃ感、ハマり役だったね」
―中村倫也さんが朝ドラに出演されたのも出始めの時期ですか?
Sさん「そうそう。以前も朝ドラに出たことはあったのですが、ちゃんと有名になったのが『半分、青い。』ですね。少し前に不倫ドラマに出てて、その時から好きだったんですけど、登場の仕方の印象が悪い役だったので、あまり世間に言えないなあと思ってて。でも『半分、青い。』で誰もが好きになっちゃう役だったので、自信を持って好きですって言えました(笑)」
一同「(笑)」
Kさん「私は(夫役の)間宮くんの顔面に落ちました」
Sさん「間宮くんもかっこよかった!」
―Mさんは衝撃に残っている作品やシーンはありますか?
Mさん「『なつぞら』で教師役として千鳥のノブさんがでていたことも、今振り返ると衝撃でしたね。ノブさんはテレビ朝日の番組『テレビ千鳥』などで、演技力についていじれられていることが多いので、今思えば違和感あったなと思います」(笑)。他にも『おちょやん』のネプチューンの名倉さんや『カムカムエヴリバディ』のおいでやす小田さんなど、お笑い芸人さんの演技をみられるのも朝ドラのよさかなと思います」
―お笑い芸人さんもたくさん出演されているのですね!たしかに最初登場するときは衝撃を受けそうです(笑)
好きなヒロイン
―好きな朝ドラのヒロインを教えてください。
Kさん「『半分、青い。』(第98作)の永野芽郁ちゃん!透明感があって初々しい子が好きで、役どころとしては周りを振り回す系の子が好きです。朝ドラヒロインって私生活にいたら大変そうだけど、それだけ時代を動かすパワーがあるってことだと思うから、元気をもらいますね。ほっとけないところがあるけど人の心を動かすところや、モノや時代を作る人だから集中すると周りが見えなくなったりするけど、主役はそうじゃなきゃ!と思うので、わがままっぷりを発揮してるヒロインのほうが『朝ドラ観てる』と感じます」
―朝ドラヒロインには振り回されたいですね(笑)。
Kさん「そうそう、でも『まんぷく』(第99作)では旦那さんがそのタイプだよね。発明家でものを作ることがすごく好きな旦那さんを、安藤サクラさん演じる妻が献身的に支える感じ。彼の可能性を信じて支えて守ります!みたいなスタンス。『らんまん』(第108作)もそうですね。ずっと神木くん演じる植物学者を浜辺美波ちゃんが支えている感じ」
Sさん「私は『あまちゃん』のアキちゃんかな。作品として一番好きなのもあるんですけど、朝ドラの明るい朝を彩ってくれるヒロインとしてすごく魅力的だなと思います」
―明るい朝を彩る感じ?
Sさん「これは好きなシーンのお話にもなるんですけど…お母さんがアキちゃんに対して『いつも地味で協調性もなくて…』と結構ネガティブなことを言い続けてたんですけど、アキちゃんが『私って変わった?』とお母さんに聞いたら『変わってないよ、アキは。地味で暗くて向上心も協調性も存在感も個性も華もないぱっとしない子だけど、皆に好かれたね!あんたじゃなくてみんなが変わったんだよ!自信持ちなさい!それはね、案外すごいことなんだからね!』と返すシーンがあって。自分は変わっていないけど周りを明るくする力があると言いたかったのかなと思うと、すごく素敵だなって。普通は田舎でカフェ作ろうと言われたらええ~?ってなりそうだけど、アキちゃんいうならやるか!となる感じが魅力的です」
―たしかに!そのままの本人で周りを明るくするパワーのあるヒロインですね!
Sさん「もう一人!ビジュアルでいうと『澪つくし』(第34作)の沢口靖子さんのあまりの可愛さにびっくりしちゃいました。当時の沢口靖子さんは駆け出しも駆け出しの頃だったのですが、純粋さと透明感が魅力的な方だなと。朝ドラ出身の女優さんってすごく多いと思いますし、『NHKよく見つけてきたな!?』と思う方が多くて、沢口靖子さんはそのうちの一人です」
Kさん「可憐な方だよね」
Sさん「本当に可愛いです。老舗の醤油醸造店の当主と妾の間に生まれた子でお嬢様として育てられるんですけど、対立した家の長男・惣吉と禁断の恋に落ちるんですよね。惣吉を演じた川野太郎さんはもともと役者ではなかったんですけど、オーディションで受かって本当にぴったりで。 沢口靖子さんとのカップル感も良くて」
―そうだったのですね!朝ドラって将来の大女優の初登場を観られるのが良いですね。
Mさん「自分はやっぱり朝ドラを見始めたきっかけとなった『ファイト』の本仮屋ユイカさんが好きですね。最近似た系統の女優さんでいうと、出口夏希さんが朝ドラヒロインやりそうな可能性があるんじゃないかなと思っています(笑)。あとはビジュアルですが『ひよっこ』(第96作)の有村架純さんも好きです。NHKから有村架純さん可愛いでしょって言ってる感じが伝わってきましたよね。カメラ目線が多かったり(笑)」
一同「(笑)」
こだわりの楽しみ方
―こだわりの朝ドラの楽しみ方はありますか?
Kさん「私はモデルがある作品が好きで、モデルとなった方の史実と見比べて楽しんでいます(笑)。
違うところや順序が逆なところもあって、ちょっともじった名前の付け方もあっておもしろいですね。史実とオリジナルでどうやってストーリー展開していくのか楽しんでいます」
Sさん「私はふるさと納税しています(笑)。『おかえりモネ』(第104作)を観た後は気仙沼にしました。ドラマで判断するのはどうなの?という意見もあるかもしれないですが、観ることでその地方を知る、聖地巡礼までいかなくても何か食べに行ってみたいなとか思わせられるのって朝ドラならではな気がして。半年間かけて主人公を見守るので、舞台となる地方や土地に愛着が湧いてくる!ということはありますね。ふるさと納税に限らず、お取り寄せグルメもやりがちですね」
―ちなみに取り寄せたもののお味はいかがでしたか?
Sさん「気仙沼はふかひれラーメンだったんですけど、めちゃめちゃ美味しかったですね!重厚な箱に入っているんですけど、簡単に調理できました。他にも沖縄料理のシェフを目指す『ちむどんどん』(第106作)を観ていたらどうしても沖縄料理が食べたくて…お取り寄せした沖縄料理もちゃんと美味しかったです(笑)」
Mさん「自分は朝ドラそのものの楽しみ方ではないかもしれませんが、毎年紅白で朝ドラ観ているからこそ楽しめる特集や演出があるので、これが楽しいですね。朝ドラのキャラクターと直接関われる場所という感じがして好きです!」
―たしかに毎年ありますよね。最近印象に残っている紅白朝ドラ神回はありますか?
Mさん「『おかえりモネ』で吹奏楽の演奏からBUMP OF CHICKENへ繋がった演出が良かったです!」
「虎に翼」注目ポイント
―2024年4月から「虎に翼」が始まりますが、注目しているポイントを教えてください。
Kさん「ビジュアル写真が出てきたときに期待できるなって思いました!あとキャストも良いですよね。主人公が伊藤沙莉さん、お母さんが石田ゆり子さん。仲野太賀くんも出るし」
Sさん「伊藤沙莉ちゃんは『ひよっこ』のオーディションも受けていて、その役は通らなかったんですけど、オーディションでの演技を見て『やっぱり伊藤沙莉さんは面白いなぁ』となったプロデューサーと脚本家が沙莉ちゃんの役を当て書きで出したんですよね。今回もヒロインやっと大抜擢なんだろうなと…すごい嬉しいなあ」
―力が入っていますね。脚本家の吉田恵里香さんはNHKドラマの「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(通称・チェリまほ)もやっていた方ですね。アロマンティック(恋愛感情を持たない人)の同居というテーマで新しかったです。
Kさん「おおお、それは楽しみだね!」
Mさん「虎に翼の主題歌は米津玄師さんの楽曲ということで、主題歌も楽しみにしています!朝ドラの主題歌は毎日のように聴くことになるので、気づいたら頭の中でリピート再生されていることがよくあります。今年の紅白歌合戦でのコラボも期待してます!」
―すでに紅白歌合戦を見据えている(笑)!米津さんの歌を毎日聴けるのは嬉しいかも。
次の朝ドラも楽しみですね。本日はありがとうございました!
いよいよ明日から公開の「虎に翼」。
朝ドラ好き社員のこだわりの楽しみ方も参考に、ぜひ楽しんでみませんか?
(取材・文 ヤマ)
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