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石投げ
小学6年の時の話です。
家にあった物置きを建て替えるために庭に小さな石の山がありました。
その石をその山に投げつける遊びを弟としていました。
ピッチャーになった気分で勢いよく石の山に投げつけます。
しかし手元が狂い、あろうことか山と庭の塀を越えて隣の家に石が入ってしまい、
ガシャーーーン!!!
窓ガラスが割れてしまいました。
その瞬間、その家のおばさん(親戚)の「コラーーーーーー!」という漫画の1場面のような怒声が聞こえてきました。
僕はこれまた漫画みたいに足をグルグル回すようにして逃げてしまいました。
その後、前の家のおばさんは僕の家に駆け込んで僕のお母さんに報告しました。
お母さんはカンカンです。
僕をすぐ捕まえて、僕をバシバシ叩きながら、なぜ逃げたのか、すぐ謝らなかったのか、こっぴどく叱られました。
その後、僕は大泣きしながらおばさんに謝りに行きました。
次の日、学校の先生に「あれ?目どうしたの?」と言われました。
僕の目は、これまた漫画のように目の上が少し腫れていたのです。ジャイアンにやられたのび太みたいです。
僕はとっさに「蚊に刺されてしまいました」と言いました。
僕は自分が悪いことをして、お母さんに怒られたことを知られたくなかったのです。
先生は、本当に蚊に刺されてそうなる?と不思議がってました。
しかし、ガラスが割れておばさんちは掃除が大変だったろうなと、本当に申し訳ないことをしたなと今でも思います。
FIN
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