ADHDが1番忘れることは忘れないように書いたメモを確認すること
「忘れないようにメモを取りなさい」
いつも先生や上司に言われていました。
でも私はずっと疑問でした。
みんなどうして忘れないようにメモをとって、そのメモを無くさずにいられるんだろうって。
今もそうです。
私は発達障害で月に1度程度通院と薬の服用で改善に向けて努力してはいます。
もちろん治療前に比べると世界が違って見えるくらい脳内はスッキリして、忘れ物や重要な無くし物なども減りました。
でもまだ細かいところのミスは多く、特に私は忘れ物や無くし物が酷いです。
毎朝必ず持っていくものはほんの2、3個なのにどれか忘れて家にもどる。
1秒前まで持ってた鍵をどこかにやってしまって何分も探し続ける。
このことを健常者に相談すると、改善策として決まってこう言われます。
メモをとったらいいんだよ
私はいつも思います。
メモを見ることを忘れないのはあなたに発達障害がないから。
本当にこの言葉には恐怖を覚えるほど私はメモを見ることを忘れてしまいます。
マルチタスクが苦手ということもあるかと思いますが、別のことをしていてそこからメモを見ようとすることがすごく難しいです。
もちろん薬が効いて自信が持てれば治ることもあると先生に教わりました。
でも、障害は病気では無いので基本的にはずっと付き合っていくものだし、改善には時間がかかります。
じゃあどうすればいいのか?
ひとつの手段として私は出来ないものは出来ないと割り切ることを先生から提案されています。
ミスはするものだし、それは自分が生まれ持っているものだからしょうがない。自分をせめる必要はないのです。
自分にだけは嘘をつかないで
昨日の記事を引きづりますが本当にその通り。
私にとってはこれだけミスするのが普通だし、人と比べる必要は無い。
改善の努力はしつつも、いつも私はこう思って生きています。
自分に障害があることを責めて、どうして自分は出来ないんだろうと毎日泣いていた頃よりは随分生きるのが楽になりました。
メモに限らずコミュニケーションなども無理して理解してくれない人と深く関わる必要は無いと思います。もちろん表面上接することを避けては生きていけないとしても。
必ず理解してくれる人を見つけること。精神科の先生が1番だと思いますし、障害のことを話せる相手、親が理解してくれるならそれは素晴らしいことだと思います。
私は今日もメモを忘れる私と一緒に仕事をします。辛いこともあるけど、楽しいことを想像しながら、今日もまあまあ頑張りたいです。
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