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佐渡金山 溝口健二監督「山椒大夫 」 道遊の割戸
溝口健二監督の映画『山椒大夫』の舞台は佐渡なんです。
人身売買で捕らえられ、逃げ出さないように脅され、監視され、死ぬまで働かされる。
奴隷のように扱われる人々の苦しみが描かれていました。
実際、山椒大夫(荘園主)は人々のことを「虫ケラ」と
言っていました。
安寿と厨子王の母君は佐渡に連れて行かれ
遊女として働かされます。
佐渡…
佐渡で思い浮かべるのは、道遊の割戸のことです。
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江戸時代、無宿人が捕らえられ佐渡金銀山の坑道で水汲みをさせられていたそうです。
過酷な労働で、三年とは長く生きられなかったようです。。
「佐渡の金山この世の地獄、登る梯子はみな剣」と謳われたそうです。
さて、この料理の写真。
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道遊の割戸に似ていると言っている人がいました。見てみると、本当に似ています…
ただ、鏡に映ったように反転しています。
旅行記や観光サイトなどを調べてみると、
道遊の割戸に向き合った場所に
立て看板があって、史跡の説明があり、
そこには、
過酷な鉱山労働をさせられた
水替人足の苦難は
「佐渡の金山この世の地獄、登る梯子はみな剣」
と謳われたと書いてあるようなんです💡。
(そのサイトは見失いました😢)
実際、佐渡に行って確かめたいくらいです。。
ただ、
「佐渡の金山この世の地獄、登る梯子はみな剣」
この言葉が胸に刺さりました⚡️
鏡面ということは、道遊の割戸に向き合った
この言葉を言ってるのではないか。
例のカルト🔺は剣の山を登らせるような残酷なことを子どもにしているようなんです。
そのことかなと。(これを考えたのは2、3年前です。)
そして最近、溝口健二監督の『山椒大夫』を
観て、人身売買と奴隷、人命軽視、性的搾取などが物語の根底にあり、舞台が佐渡だったこともあり、道遊の割戸を思い出しました。
料理の写真は山🔺にも見えますよね。
皿はひび割れている。割る という字。
山が割れてる。。やはり割戸かな?
なんだろう。伝説とか、逸話、神話も考えてみたいけれど、。
津村節子さんの『海鳴』という小説が
佐渡金銀山をテーマにしているようです。
津村節子さんの伴侶が
小説家 吉村昭さんです。
(二人の作家を鏡面として考えると、🌸🐎くんは吉村昭さんのことを言っているのかなと考えています。吉村昭は昭和史を膨大な資料と証言、現地に赴き足を使った取材から書いているようです。日本製の在り方、コンセプトに通じるものがあるな💡と感じました。)
『海鳴』は読みたいです。
佐渡金銀山で気になることは
・鉱山が皇室財産だったこと
・皇室財産から三菱財閥へ
・金本位制を支えていた
・地下道、坑道がある
山椒大夫で考えたことは
人身売買や子どもの強制労働は、
今も尚、世界中で起きているのだろうなということ。
また、佐渡金銀山で、地下や地下道のことを
考えると、
手塚治虫の奇子のように、今も尚、
地下に捕らえられた子どもがいるのだろうなということ。
また、時間をかけ考えてみますね。
水替人足Wikipediaよりメモ
天明の大飢饉など、折からの政情不安により発生した無宿者が大量に江戸周辺に流入し、様々な凶悪な罪を犯すようになった。その予防対策として、懲罰としての意味合いや、将軍のお膝元である江戸の浄化のため、犯罪者の予備軍になりえる無宿者を捕らえて佐渡島の佐渡金山に送り、彼らを人足として使役しようとしたのである。
天明の飢饉…の頃の話なんですね。