岡本喜八監督の『黒』

こんな記事を読みました。
岡本喜八監督は明治大学の生田キャンパスの側に40年間住んだそうです。

生田キャンパスといえば、陸軍登戸研究所が
あったところで、毒物、生物兵器、人体実験など、戦争の負の側面、負の歴史遺産です。

『帝銀事件』で使われた薬物で一番先に出どころを疑われたのがここです。

三島由紀夫の『美しい星』でUFOが出現したのもこの生田です。
『美しい星』は大量殺戮とか人口削減を企てるモラルなき『悪』が出てくる作品です。

陸軍登戸研究所はそんな『悪』のひとつの形だと思います。

もう一度『美しい星』を読んで、飯能の天覧山にも登って考えてみたいです。
登戸研究所の山田所長の本も読んでみないとなりません。

岡本喜八監督は、亡くなった人たちを忘れないために、『黒』を好んで身に着けたのですね。

岡本監督は、軍隊が行った『悪』を忘れないために生田に住んでいたのではないかなという気がしました。

三浦春馬さんがある時からインスタの枠を黒にしたということを考えてみると、
何かしら『黒』に込められた意味はあると感じましたし、岡本喜八監督のエピソードを読んですぐこのことを思い出しました。

岡本喜八監督の映画への想い…
それを受け取りながら大事に一本一本観ていきたいです。

『ブルークリスマス』、『殺人狂時代』『激動の昭和史 沖縄決戦』は全部のセリフを覚えたくなるほど、ひとつひとつのシーンが忘れがたい素晴らしい作品でした。

これから『ジャズ大名』を見ます🎶


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