繋いだ手 仲代達矢さん 反戦 6才の女の子
岡本喜八監督の『ブルークリスマス』、『殺人狂時代』、『沖縄決戦』
そしてつかこうへい原作の『熱海殺人事件』
これらの作品を仲代達矢さんの魅力に引き込まれて連続で観てしまいました。
仲代達矢さんは山の手の空襲の時に、危機的な状況の中を生き延びたという経験をされたのですね。
焼夷弾の降る中、仲代達矢さんが手を繋いでいたという6才の女の子の話は胸が痛いです。
わたしの祖母も甲府大空襲の時に、
左右に焼夷弾が落ちて来てなんとか逃げたそうです。
その逃げている途中に、側溝の中に綺麗な顔をした若いお母さんと赤ちゃんが眠るように
亡くなっていたそうです。
その時に、祖母ははっと我にかえり、
戦争だけは駄目だ
戦争だけはいけない
と思ったと話してくれました。
この話は子どもだったわたしの心に深く残って、戦争はむごいものだということを感覚で理解したのです。
その祖母は去年の春亡くなり、
この若いお母さんと赤ちゃんのことを覚えているのはわたしだけになりました。
仲代達矢さんは、上の記事で手だけでも手厚く葬ってあげれば良かったと語っています。
仲代達矢さんは、その女の子のことを
ずっと忘れないで生きてきたのですよね。
戦争反対
シンプルに、この気持ちで
平和な世の中であるように、
考えて行動して行きたいです。