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【5年生・総合的な学習の時間】〜防災プログラマーとして災害を自分事に考える〜


「JUP 浄水小アップデートプログラム」
〜防災プログラマーとして災害を自分事に考える〜

概要

  • 学年:5年生

  • 科目 :総合的な学習の時間

  • 必要時間(コマ数): 30時間
    ※年間通したプロジェクトです。1年間の流れは下記をご覧ください。

  • 講師について :教科担任の先生

  • 端末について: iPad


全体の流れ

  • 4月〜5月:災害について知ろう(10時間)

  • 5月〜7月:災害が起きた時の浄水地区の課題は何だろう(10時間)

  • 7月:課題の解決策をまとめ、浄水地区の人に伝えよう(12時間)

  • 9月〜12月:調べたことを伝えたい人に合う形にまとめよう(26時間)
    ▼他の教科との連携
    ー社会科「私たちの生活と環境」
    ー図画工作科「アニメーションをプログラムしよう」

  • 1月〜3月:学校・地域・さらに多くの人へ広めよう(4時間)

※Springin' Classroomを利用した活動:30時間を想定。



■先生のコメント

ご担当いただいた、5年生担任 / 情報担当の二村先生にお話しを伺いました。

ー導入の感想について

Springin' Classroomは、他のプログラミングアプリと比べて操作が簡単なので、プログラミングを学ぶだけにとどまらず、プログラミングを使って作品をつくることができるのが良い点だと思いました。また、つくった作品を他学年の児童と共有できる点も非常に良いと感じました。

担当の二村先生からのコメント

ー印象に残っている児童の反応や変化について

自分の作った作品を下級生に体験してもらった際に「面白かったよ。と言ってもらえて自信になりました」と感想を述べた児童がいたことです。
また、休み時間や自宅に帰ってから、主体的にワークづくりに取り組む児童も印象的でした。

担当の二村先生からのコメント



今回は、Springin' Classroomを活用した防災アプリ作成の活動をレポートします。

■調べたことを伝えたい人に合う形にまとめよう

【1】災害時に役に立つ防災アプリにするために、必要なことは何だろう
(1時間)

子どもたちの意見
・ゲームじゃなくて、最新防災グッズをクイズにするのはどうかな。
・おすすめ防災アプリや役立つサイトを紹介するアプリはどうかな。
・年齢に合わせて内容のレベルを選択できるアプリはどうだろう。

■子どもたちに「防災アプリを誰のためにつくりたいですか?」というアンケートも実施しました。

あまり防災の知識のない下級生高齢者地域の人などの意見が出ていました。

【2】災害時に役に立つ防災アプリにするために、必要な情報を調べよう(5時間)

子どもたちの意見
・重ねるハザードマップは、いろんなハザードマップを一度に見られるよ。
・地震ハザードカルテを使えば、地震が起きたときに揺れやすいかどうかすぐに調べられるよ。

【3】災害時に役に立つ防災アプリにするために、必要な技を身に付けよう(4時間)

子どもたちの意見
・いろんな災害クイズや起きたときと同じようにするために例えば地震だったら揺れを再現してリアル感があるゲームにしたらどうかな。
・AEDを使った心臓マッサージや非常持ち出し袋など、色々な種類の防災知識を体験できるようにするにはどうしたらいいかな。
・楽しくて学べて、何度もやりたくなってしまう防災ゲームにするにはどうしたらいいかな。

【4】防災キャンプを終えて、避難生活で必要なものを再び考えよう
(1時間)

防災をより自分事に考えられるよう、防災キャンプで様々な防災活動を実際に体験してもらいました。

子どもの感想
防災キャンプをやってみて色々と不便なことが分かりました。
カレーを作る時は火を起こすところから始め、火をつけることは意外と難しいことがわかりました。
寝る時は段ボールの上に寝袋を敷いて寝ました。床が固くベットとは違う寝心地で、背中が痛く寒かったです。
この避難所生活のことを家族のみんなに教えてあげました。
また、実際に避難したときにお年寄りや体の不自由な人、周りにいる人に親切にしてあげたいと思いました。

【5】防災アプリを開発しよう
(5時間)

防災キャンプで学んだことを活かしながら、アプリの開発に取り組みました。

実際のアプリの様子

先生のコメント
防災アプリのアイディアを発想する際は、デザイン思考法を活用することで、短時間でアプリを開発し、何度も PDCA サイクルを回せるように
工夫しました。

【6】改善点を見つけて、防災アプリをアップデートしよう
(10時間)

先生のコメント
より児童が主体的に防災アプリ開発に取り組めるように、毎週、防災アプリの人気ランキング(全校児童のダウンロード回数)を発表しました。
防災アプリに入れると良い防災知識を考えることを通して、防災に対する課題を深めることができました。(思・判・表)

管理用のダッシュボードからダウンロード数を確認



■今後の展開

3学期は、まとめた防災アプリを、学校や地域の方などさらに多くの人に広めるための方法を考える活動を。また、防災アプリを体験してもらった方にアンケートを実施し、その結果をもとに振り返りを行う予定とのことです。



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