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【特別支援学校】 先生インタビュー編(伊東翼先生)


今回インタビューさせていただいたのは、東福岡特別支援学校の小学3年生の担任、情報担当の「伊東翼先生」にお話しを伺いました。


■導入した感想

ーーーSpringin' Classroomを導入してよかったことがあれば教えてください。

主体性がテーマ

特別支援学校に赴任してから、自分のテーマは「主体性」だと思っています。主体的に取り組ませる持っていき方も大事ですよね。

スプリンギンクラスルームと出会って、他の活動とは全然違う反応を見せてくれるので、それも魅力の一つです。
いつもの活動は、教える場面が多く、子どもたちも聞くだけで終わってしまいます。自分達で何かを発することは少ないです。

実際に自分でアプリを触って、「わー!」とか「すごいー!」という本当の驚きは いつもの活動では中々出せないです。
また、あえて描く絵が指示と違っても注意しないようにしています。もう既に、主体的に描いてくれていることが素晴らしいと思っています。

ーーーSpringin' Classroomを使った子どもたちの反応はいかがでしたか?

最初使った時は、アプリの中で何が起きてるか分からない状態だったのですが、少しずつツールにも慣れて、今では自分達から興味を持って描いたり、プログラミングをしたり、使ってくれている姿を目にすることが多くなりました。

発表もとてもさせやすいツールだなと実感しています。
いつもは、自分の気持ちを発表することが多いです。スプリンギンだと、自分でつくった作品を再生してくれます。実演する中で夢中に動かしていることが、子どもたちのありのままの姿だと思っていて、それを引き出せることが全てだなと思っています。


■校内での活用の広がり

ーーー様々な学校の先生方から校内全体に広げるのが難しいとよくご相談いただきます。 御校は校内での広がりはどうでしょうか?

スプリンギンクラスルームはできることが明確で、属性などのアイコンがわかりやすいので他の先生方にも浸透しやすいと思っています。
ツールの使い方を知った先生がどんどんワークをつくってくれたり、授業や休み時間などで活用してくれたりしています。

ICTミニ講座の実施(全7回)

スプリンギンクラスルームをメインで扱うICTミニ講座を7回分行っています。
自分が昨年「スプリンギンクラスルーム」というツールを市の研修会で知って、感覚的に使える良さを感じ活用できそうということは分かったけれども、どういう場面で使えるか検討していた1年でした。昨年は1人でICTミニ講座を行い、様々なツールを先生方に紹介していましたが、中々校内に浸透させるのが難しい状況でした。

それに比べて今年は、ICTミニ講座に賛同し協力してくれる後輩も増え、テーマ別に3講座開催することができ先生方も講座に参加しやすくなったことが、浸透させることができた要因かなと思います。また、夏休み期間中に使ってくれていた先生もいて、ツールの理解を深める時間があったので、やはりなんでもまずは使ってみないと浸透しないなと感じました。

校内研修については、公務として行うのか時間外で行うのか学校判断になるため、時間を確保するのが、学校によっては難しいと思います。本校は、公務の一環としてスケジュールにICTミニ講座を入れてもらえたことで、先生方のスケジュールを調整しやすくなり昨年は1名のみの参加の日もあったのですが、毎回8名くらい(少なくても4名)の方々が参加してくれるようになりました。

用途に合わせた提案

あとは、無理にスプリンギンで全てを完結させるのではなく、活動や使用用途によってどのアプリを使うといいかも共有しています。その結果、使う場面がより明確になり活用のしやすさにつながっているかもしれません。

アナログとデジタルのハイブリット式

スクリーンへのiPad画面投影と絵カードの提示

今は、アナログとデジタルのハイブリットで行うのがベストかなと思っていいます。

Springin' Classroomを使った授業をするときは、iPadをスクリーンに投影しています。画面が全体的に見えるのはいいのですが、今何をしているかが、分かりにくいという難点があります。

他の先生方にも協力してもらい、絵カードを作成しました。指示する際に、使っているボタンを全て貼り出して、今何をしているのかが分かるように工夫しています。

ーーー他のツールも含めて、デジタルツールの浸透は進んでいますか?

これからの時代では、デジタルツールが必ず必要となってきます。既に生成AIというような新しいツールも出てきていて、マニュアルも出始めています。 また、2027年に改訂予定の学習指導要領では、デジタルツールの活用がさらに求められるようになると思っています。ガラッと変わってから「さあ、はじめましょう」だと余計に難しいと思うので、今のうちから少しでも慣れておきましょうよということを、先生たちにも伝えて少しずつ進めています。



伊東先生、貴重なお話しをありがとうございました!

▼前回の記事はこちら

東福岡特別支援学校小学3年生の授業「みんなのひがしすいぞくかん」のレポートでも、授業の工夫を詳しく教えていただきました。
ぜひ、授業での活用時の参考にしてみてください。


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こちらの実践事例は、創造的プログラミングアプリ Springin’(スプリンギン)の小学校向け教材サービス「Springin’ Classroom(スプリンギンクラスルーム)」による授業例としてご紹介しています。

Springin’ Classroomでは、プログラミング教育パッケージとして以下のものを提供しております。

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