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「自分のスキルをアップデートし続けるリスキリング」を読んで

「自分のスキルをアップデートし続けるリスキリング」読んでいます。まだ読了まで行っていないのですが、あと少しで読み終えます。

図書館内を歩いていて赤いタイトル文字が目に留まり、「こういう本も読んでみようかな」くらいの気持ちで手に取りました。

導入文に

8年前、43歳のときに人生で初めての転職活動を行い、書類選考と面接で100社以上落とされ、

「自分のスキルをアップデートし続けるリスキリング」

そんなくだりからもう、飛ばしまくっています。その後著者の方は海を渡って華麗なる転身を遂げ、今ではリスキリングに特化した非営利団体を設立されました。

本文に続く文章は、このプロセスからのリスキリングノウハウなので、実に説得力があり、自分にとっては黒船来航のような衝撃を受けたのです。

もっと早くこの本読みたかったなと。

そもそもリカレントとリスキリングの区別すらついていなかった私。厳密な区別なあいまいな部分もありますが、

・リカレントは「学び直し」、
・リスキリングは「新たなスキルを身につけて新しい仕事に就く」

と頭を整理できました。

うち、リカレントについては、この本に掲載されているわけではないものの、「東京リカレントナビ」を調べ、いくつか動画視聴をしてみました。

見てみると生涯学習レベルよりも高そうな無料動画がいくつもありました。講師もその道の第一人者がずらり。開設してそんなに年数も経っていないコンテンツ。自治体も後押しするように「今、学び直しがアツい」とひしひしと伝わってきます。払った税金はこういうところで取り戻さないと。

さて、本についての感想に戻りましょう。

出てくる言葉が新しい言葉、知らなかった言葉ばかりで途中読むのを挫折しかかります。ですが、何度か章ごと、節ごとに読み返していくうちに、ネットで調べていくうちにぼんやりと理解をすすめています。

理解は理解として置いといて感じたのは、ここまで自分は今のテクノロジーの情勢について無知だったと。反省する一方で、「これから学べばいいや」と気持ちを切り替えつつ。

・人口減少による人手不足
・技術的失業による大量退職時代

という相反する現象が同時にみられる社会に以前から疑問を抱いていたものの、社会の担い手として必要とされる人材の質が激変していくのでしょう。いや、もう過渡期なのかもしれません。

そして印象的でしたのは、リスキリングとは本来業務時間内にやることだと。この考えには賛同です。人は人材であり、いくつになっても金の卵。人件費ではないのです。

個人が具体的にリスキリングをすすめる方法として10のプロセスに分け、ひとつずつ解説されています。さらに成功した方の7つの価値について触れられていて、リスキリングをすすめていくために心がけていきたいです。

体験から社会情勢、具体的なやり方の情報からマインドまで、リスキリングについて分厚い内容の1冊です。

*アマゾンアソシエイトリンクでご紹介しています。

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はるかぜるりい
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