箱根フリーパスのお得さどっぷり漬け
箱根フリーパスは、箱根の交通機関諸々乗り放題のパスです。こういうのあまり使ったことがないんですが、今回箱根一泊二日なので初トライです。詳しくはHakone Naviホームページにてどうぞ。
(Hakone Naviホームページ)
さあ、早速レポートいってみましょう。値段はフリーパスを使わなかった場合の値段を記載しています。
1.小田原→箱根湯本(箱根登山鉄道)
小田原駅券売機で購入。2日間有効で5000円です。クレカも使えて便利。スマホ提示、紙きっぷとありますが、私は紙きっぷで購入。数年前日帰りで箱根湯本を旅した際には、箱根登山鉄道の箱根湯本から先は2019年10月にきた台風19号の影響で通行止めになっていて、今回乗れるのは感無量でした。
2.箱根湯本→強羅(箱根登山鉄道)770円(1と2合計)
早速箱根登山鉄道に乗って、強羅を目指します。なんと混んでいる混んでいる。しかも外国の人だらけで、日本人を探す方が難しいくらいです。みんな箱根大好き。日本で1位、世界で2位の急勾配をずんずん登る、スイッチバックは是非とも乗車して経験したいもの。
◆強羅駅ちかくでランチ。「COFEE CAMP」。私はチーズリゾットで、ナニコレ級の美味でした。お店はお客様も店員さんも外国の人が多かったです。店員さんのスマートな接客にも感動。
3.強羅→早雲山(箱根ケーブルカー) 410円
ケーブルカーに乗り換えて、早雲山駅を目指します。こちらもなんとか椅子には座れましたが、立っている人もいます。ケーブルカー並んでいる時に、「大涌谷風が強く、これ以上風が強くなったらロープウェイは運休かも」なんてアナウンスが流れてきます。
4.早雲山→大涌谷(箱根ロープウェイ) 1500円
こちらも行列です。箱根ゴールデンルートと呼ばれるコースを順当に進んでいることもありまして、想定はしていたもののやっぱり混雑。ですがどんどんロープウェイが来るので列の進みは早いです。
◆cu―mo箱根(クーモハコネ)。早雲山駅にあるテラス、お土産屋、カフェ、足浴があります。足浴は満席。テラスからの展望を楽しみました。ここだけの可愛いお土産もあり。
◆大涌谷観光。噴煙に硫黄という生きている火山活動に、ジオミュージアム見学で興奮度爆上り。岩石好きな私にとって、今回の旅のクライマックススポットです。本当にここ、100円の入場料でいいの? というくらいスゴイ施設でした。
ここに来たら食べなきゃね、という黒たまご。ひとつ食べると7年寿命が延びると言われる黒たまご(4個入り500円)を2つ食べて、14年寿命を延ばしてきました。弘法大師が作って祈願したといわれる延命地蔵尊にもお参り。それにしても風が強く、動画撮影はやっとやっと。
5.大涌谷→桃源台(箱根ロープウェイ) 1500円
大涌谷観光を終えて、桃源台に向かいます。そんなに混んでいませんでした。実は自然観察路の引率入場(40分間)に事前予約していたものの天候不順により中止となり、その分早めに大涌谷を出発。
6.桃源台から芦ノ湖一周(箱根海賊船) 2220円
芦ノ湖と言えば海賊船。箱根港、元箱根港と、芦ノ湖一周してきました。箱根港まではめっちゃ混んでいて、足の踏み場困難状態。箱根港から空いてきました。およそ50分くらいの航行。
◆桃源台近く、「はなをり」に宿泊。水盤テラスに温泉に美味ビュッフェにレイクビューなお部屋に、インターナショナルなお客様に、スタッフの皆様の絶妙なホスピタリティにと、フェス感覚に楽しい宿泊体験でした。はなをり名物水盤テラスは混んでいて、撮影できたのは夜の夕食時と、翌日の雨が降る朝食時。
7.桃源台→箱根港(箱根海賊船) 1200円
ホテルチェックアウト後、海賊船に乗って箱根港へ。この日は終日雨なので、船内の屋内デッキで楽しみました。海賊船は3種類航行していますが、3回とも偶然ビクトリー号でした。
◆箱根関所。リアルに再現されています。足軽番所は工事中。ガイドの方が説明して下さった遠見番所は再現された階段をひいこら登ります。登っただけあって絶景でした。そのあと資料館見学(館内撮影禁止なので要注意)。関所復元の様子や歴史がよく分かります。
箱根関所近くでランチ。「傳兵衛蕎麦」です。肌寒かったので温かいたぬきそばで体の芯からあたため。味も美味しかったです。
8.箱根港→元箱根港(箱根海賊船) 420円
箱根神社に向かうべく乗船。10分ですがやはり屋内デッキ。もう外はほぼ、見えません。霧に包まれた海賊船というアドベンチャーな臨場感。
◆箱根神社参拝。箱根神社、九頭竜神社参拝に、龍神水をペットボトル(100円で売ってます)に持ち帰り。生水なのでなるべくすぐ飲むようにと。(当日帰宅し自宅での夕食のお茶に入れました)。
宝物殿見学(撮影可能ですが外には公開せず、個人で楽しむにとどめて下さいとのこと)。宝物殿は企画展示で織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の直筆を見られたり(!)、日本史好きには貴重な展示の数々です。そのあと平和の鳥居を見に行きました。
9.元箱根港→箱根湯本(箱根登山バス) 1080円
経路の違いで所要時間が異なりますが、2番乗り場から出ている高速バスで30分くらい。霧の山中をずんずん進みます。座れましたが混んでました。
10.箱根湯本→小田原(小田急線) 360円
箱根湯本駅に「箱根の市」という広いお土産屋さんがありまして、ここでお土産購入を集約させました。ロマンスカーには乗らず、小田急線でのんびりと。
まとめ
合計 9460円 フリーパスが5000円ですので、4460円お得でした。
実際の料金のおよそ半額に。この他優待施設割引として、箱根神社宝物殿100円引き、箱根関所100円引きを利用しています。
箱根フリーパスの利点は、
・いちいち移動のたびに切符を買わなくていい
・交通機関のほかに優待施設割引もある
・切符(紙)に利用交通機関がスタンプを押してくれる
・迷いなく途中下車したり、同じ交通機関を何度も乗れる
・フリーパスのガイドマップが見やすい
・距離的にも利用範囲が広い
・券売機の他、オンラインでも購入可能
などでした。金額的にはロープウェイと海賊船が入っているのがお得さのポイントかもしれません。三島や御殿場方面まで行けるので、箱根ゴールデンコース以外にも旅のバリエーションが拡がりそうです。
人気観光地であり、混雑中の移動にもフリーパスのスムーズさは良かったです。箱根フリーパス、箱根の旅におすすめです。
今回あまりにもボリュウミイな旅でしたので、それぞれのトピックスごとに記事にしていこうと思います。PC不調のため、動画作りは少し先になるかもしれません。