おにぎり(アニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」)
(少しネタバレてします)。
とある日の私の昼ご飯。昨日の残りの豚キムチに、ありあわせのおかず。これにおにぎりが加わればもう完璧なランチです。今どきの海苔は、塩味がついているタイプのものがあり、とても使いやすくなりました。
お弁当を持って、海辺にピクニック。それも江の島の海。そんなシーンが出てくるアニメが「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」です。
アマプラに来ていますので、テレビ版を見ました。主役の梓川咲太君がなぜか「青春ブタ野郎」と毎回呼ばれてしまう次回予告。その梓川咲太君は、同じ高校の桜島麻衣さんと出会います。
その出会い方がセンセーショナル。なんとバニーガール姿で図書館を歩いているのです。
思春期症候群。このお話に出てくるキャラクターたちが引き起こす不思議現象には、このキーワードが出てきます。解説は同じ高校の生徒、双葉理央さん。話が進んでいくうちに、彼女も思春期症候群の症状を発症してしまいます。
そもそも思春期とは心も体も著しい成長時期で、大人になる前の猶予期間であり、エリクソンという心理学者が提唱したモラトリアムな時期。この不安定でゆらぎのある状態で私たちはやれ通学だ、やれ受験だ、やれ進路だとせかせかする中で過ごしてきました。
そのなかで体罰、いじめ、家庭内の問題と、大人の対応力を身に着けていないまま、あるときは水面下の課題が明るみに出たり、いきなり課題が降りかかったりで、諸々に対応、適応できずに発症する「思春期症候群」という症状にはなにやら納得してしまうものを感じます。
どのエピソードも本人の力と、周囲の人たちのサポートで回復していきます。なかでも梓川咲太君の妹であるかえでちゃんのエピソードが最後で、かえでちゃんだけは解離性障害という診断がついています。
原因はSNSでのいじめ。兄としてどこまでも優しく温かく、力強く寄り添う梓川咲太君が一番お話の中で成長したのかもしれません。
この世界は目に見えているまま、本当に存在しているのだろうか? と思わず我が身を振り返ってしまうアニメでした。
映画版がこれまた評価が高いのですが、映画版の方はまだ見ておりません。いつか見てみたいなと思います。そして先日行った江の島はまさに聖地巡礼でございました。このアニメのキャラクターのポスターが貼ってある建物があって、「おお」となっていました。
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