自然に触れて「あそびこむ」~子どもの自然体験イベントを実施してみて思ったこと~
約1年前のこと。次男の出産のための産休・育休中で、当時生後3カ月の次男と2歳の長男の世話に追われる日々の中、乳幼児連れの親子向けの自然体験イベントをやってみたいと思いnoteに投稿しました。
特に私の暮らすS町の東部・西部地区の小学校が統合されることが決まってからは「小学校が無くなる地区に再び子どもの声を響かせることが出来たら」「町内の農村部の自然環境を子どもたちに感じてほしい」という想いから、町内の特に東部・西部地区の農村部でイベントが開催できないか考えるようになりました。
※この想いはこちらのnoteからどうぞ
そこで、S町の地域おこし協力隊として活動し、現在では「あそびこむ」代表として子どもの居場所づくりの企画等を行っている友人に相談して2つのイベントを企画・実施することができました。
①ナイトキャンプ(火起こしとライトトラップを使った昆虫観察)
②冬のデイキャンプ(雪遊びとアニマルトラッキング)
これらのイベントを実施してみて、町内よりも町外からの参加者の方が多く、お子さんだけでなく保護者の方も自然や生き物への関心が高いことが分かりました。
もちろんこれは嬉しいことですが、「S町にはこのようなイベントに関心を持ってくれる親子が少ないのかな…」とネガティブに考えるきっかけになってしまいました。
上記のnoteに書いた通り、S町の子供たちに自分の育った町で自然の中での遊び方や自然の面白さを知ってもらいたいのに、実際にはS町の子供の参加は少なかった…。よくよく考えてみると、ナイトキャンプや冬のデイキャンプは、アウトドア初心者の親子にはハードルの高いイベントだったのかもしれません。S町は私と同年代(平成生まれ)の親御さんが多く、それはつまり親世代から自然体験・アウトドア体験が不足している親子が多いということ。自身が子供の頃に体験したことが無いことを我が子に体験させることは「危ないことは起きないだろうか…」「自分も子供も楽しめるだろうか…」と心配になるかもしれません。
まずは「なんか楽しそうだから参加してみようかな」と親御さんに思ってもらえるような、ゆるくてハードルの低い自然体験イベントを考えていこうと思います。