『これでいいのだ・・・さよならなのだ』エッセイで書かれた「2つの視点」。そこから見える、赤塚不二夫の人間像
読んだ本について。
これでいいのだ・・・さよならなのだ
(赤塚 不二夫・杉田 淳子 著/小学館)
赤塚不二夫と言ったら、昭和の時代を代表するマンガ家、中でも「ギャグマンガの王様」と呼ばれる存在である。
私にとっては、赤塚氏の作品に初めて触れたのが、小学生の時にTVアニメで見た『天才バカボン』と『元祖天才バカボン』(どちらも再放送)。
子供心に、人情話やドラマがメインだった初代より、ハチャメチャギャグが満載の『元祖』の方が好きだったが、こちらの方が原作準規だったことは後に