見出し画像

ベジタス|これまでの道のりとかなえたい未来

こんにちは。スプレッドnote編集部です。
私たちの2つの植物工場では、1日に5.1万株のレタスを作っています。
「ベジタス」は、10年以上前から私たちが展開する植物工場野菜ブランド。
現在のように全国のスーパーで販売されるまで色んな壁を乗り越えてきました。
今回はこれまでの足跡について、さらにベジタスを通して私たちが実現したい未来についてお話したいと思います!

ベジを足してイキイキと

亀岡プラントが始動した2007年当時、植物工場野菜は知らされておらず、スーパーでその姿を見ることはほとんどありませんでした。このままだと通常のレタスと並んで販売されてしまって価格競争に巻き込まれてしまう。そこで植物工場野菜が持つ強みを打ち出して差別化することを考えました。こうして生まれたのが、ベジタスでした。

ブランド名には「ベジ+(足す)」とラテン語で「活気ある・生命力に満ち溢れた」という2つの意味があります。「野菜を食べて元気になってほしい」という願いを込めています。

画像1

初代パッケージ。元気なオレンジがテーマカラー

人海戦術でファン獲得

さあブランドも立ち上げて出足好調!と行きたいところですが…現実はきびしいものでした。スーパーのバイヤーとの商談ではこんな言葉を浴びました。
「太陽や土で育っていない野菜は気味が悪い」「持って帰ってくれ」。
前述のとおり植物工場がまだ知られていない時代なので無理はないかもしれないですが、未来の子どもたちへの想いを持って作っていたので、これはなかなかショック。
商品の味と品質には自信があったので、一度食べてもらえば価値をわかってもらえるはず!とにかく試していただくべく、営業社員みずから店頭に立って試食販売を始めたのです!
一口試食していただき、衛生管理された環境で育てていること、栽培期間中に農薬を使わずに栽培していること、などを消費者の方々に直接伝えていったのです。西へ東へ、呼ばれたらどこでも出向きました。こうしてレタスを「手売り」をしていき、徐々に指名買いしてくださるファンが増加。スーパー側も売場を確保してくださり、他店にも伝播していったのです。

画像3

今日ではこんなに大きく売場で展開してもらえています

ちなみにスーパーでよく見る試食販売、ほとんどが専門業者さんに委託していることが多く、社員が自社商品を店頭で売り込むことってすごく珍しいんです。コストはかかりますが、味や生産方法など社員だからこそ伝えられることがあります。今でも販売促進チームで全国各地の試食販売やクッキングイベントに参加してお客様と直にコミュニケーションをしています。
※新型コロナウィルス感染防止のため、現在は試食販売を休止しています(2021年2月現在)。
今では、他社さんのレタスを含めた「植物工場野菜コーナー」を全国のスーパーで見かけるほど浸透してきました。ここまでマーケットが確立しているのは世界的に見ても日本だけだと言われてるんですよ。

画像4

試食販売でお客様の生の声を直接聴けるのが、とてもありがたいんです!

体にうれしい緑黄色野菜

こんな風にして全国に広がっていったベジタス。レタスの中でもリーフレタスというジャンルに分類されます。その中にもたくさん品種があるのですが、ベジタスではフリル、プリーツ、フリンジという3種類がラインアップ。個性豊かな味と食感が楽しめます。もっと詳しく読みたい方はこちらを。

さらにベジタスは、なんと緑黄色野菜なんです!
※緑黄色野菜の基準であるβ-カロテン含量が600㎍/100gをクリア
ベジタス1袋がおおよそ80~100g。厚生労働省が推奨する日本人の1日の緑黄色野菜の摂取量が120gなので、1袋を食べることで約半日以上分をカバーできます!

緑黄色野菜と聞くと、トマトやピーマンを思い浮かべませんか?
実はこれらの野菜の100gあたりのβ-カロテン量、緑黄色野菜の基準値より少ないんです!
食べる頻度や摂取量が多いという理由から分類されているんです。(驚きですよね)

それに比べて、ベジタスは1袋で十分補えます。
野菜食べてない!困った!そんな時は、ベジタスにお任せください!


人と地球想いの野菜

外部と遮断された植物工場で育てられたベジタス。そのおかげで虫や土汚れの心配がありません。また農薬を使わずに栽培することで、土壌や河川、大気を汚染してしまうリスクがありません。
私たちの健康にも嬉しいのはもちろん、環境にもやさしい栽培方法なんです!
さらにテクノファームけいはんなでは栽培で使用する水の約9割をリサイクルしています。水も大切に使っているんですよ。またロボットといった自動化や機械化、それにITを活用して、働く人の負担を和らげる工夫をしています。
環境にも働く人にもやさしいから、子どもたちの世代が大きくなった未来の社会でも続けられる。そんな生産方法で作られた野菜だから、ベジタスは「サステナブルなベジタブル」なのです。

画像4


農業には環境への負担や、農業従事者の減少など様々な課題があります。この先も食べ物が安定的に手に入れることができるのかな…と不安になる方もいると思います。
私たちは創業時から「未来の子どもたちが安心して暮らせる持続可能な社会の実現」をミッションに、植物工場で野菜を作り続けてきました。
皆様にベジタスを選んでいただくことが、持続可能な未来につながっているとわかってもらえるように、私たちはこれからも頑張ります!


公式サイトには歴代のパッケージ変遷や取扱店舗も紹介しています。
ぜひぜひチェックしてみてください!