
やりたいことは周囲に言いふらそう。それが成功への第一歩!
痩せたい、転職したい、起業したい。
色んなことを決意しては、企画倒れに終わる、なんてことがよくありますよね。
中でも特に、周囲に黙って、秘密裏にやろうとすると、確実に失敗するコースが待ち受けています。
せっかく決意したのなら、成功率を上げたいと思いますよね?
そう、実はすごくシンプルな方法で、より確実に到達点を引き上げる方法があるのです。
公言すると、サボれなくなる
誰にも教えずに始めると、辞めることの心理的ハードルがめちゃくちゃ下がる、というのは皆さんも実体験として分かりますよね?
心理学者のクルト・レヴィンは、まさにこの「周囲に自分の目標を宣言すると、達成率が高まる」、というパブリック・コミットメントと呼ばれる理論を提唱しました。1940年代のことです。
非常に多くの心理学者や社会学者によって研究され、多くのレビューによって効果を検証され、議論の的となってきました。
結果的には実験によってバラつきがあり、達成率を上げるには、何か他の要素があるのではないか、と長年の課題とされてきました。
果たして一体何があるのでしょう?
宣言する相手こそが重要
このメカニズムを解き明かしたのは、2019年に発表された、オハイオ州立大学の研究です。
目標の宣言を偉い人、尊敬する人にしたグループでは有意に達成率が上がった、というもの。そう、目標を公言する相手は誰でも良い、というワケではなかったんですね。
大見得を切ったのに結果を出せなかったら、自分の信頼する人に失望されてしまう。尊敬する人に大したことない奴だな、成果を挙げられないような人材なんだな、と思われてしまうなんて、マジで嫌ですよね。
誰彼構わず、ただ闇雲に言いふらすだけでは、ダメだったんですね。
周りに言いふらすと、別な効用がある
けれども本稿では、尊敬する人に加えて、敢えて周囲にも言いふらすことをお勧めします。
自分も若い頃から「あの人のサービスめちゃイケてるよねー。ぜひ組んでやってみたいプランあるんだけど」とか「あの人うちに来て一緒に仕事して欲しいな」など、思い付くままに周囲へ何度も吹聴したものでした。
すると実際に繋がりのある友人から「明日〇〇さんと一緒に呑むけど来る?」とか、お誘いをたくさんいただき、さまざまなビジネスを展開する機会に恵まれました。
公言することで、周囲のゆるい関係性の友人・知人の記憶に残り、実際に果実を得ることができるのです。
パブリック・コミットメントの一環にもなり、中には助けてくれる人もいる。ノーリスクでハイリターンなのに、これをやらない手は無いですよね。
周囲に言いふらすことは、成功へと続く道の第一歩なのです。
さぁ、未来をはじめよう。