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衝撃の一言

今まで誰かに言われた「衝撃の一言」は?
っと問われたら、あなたは何と答えますか?

私の場合、幼いころ母に言われた
「シーチキンはあれマグロなのよ」です。
幼い私にとってそれは、「本当は地球丸いのよ」より衝撃を受けた一言でした。

幼いころの話はさておき、公立中学校の教員(社会科)になってからではどうでしょう?

働き始めて5年ほど経ったある日。
私「いや~、今日も良い授業したわ~。俺の軽快なトークでめっちゃ生徒笑ってたし。そうだ!今週は相互授業参観期間(教員同士で授業を見せ合う期間)だし、他の先生(他教科)の授業見に行こ~っと。」

(授業参観後、あまりの素晴らしい授業に自分との差を感じ凹む私。)

先輩教員「今日は見に来てくれてありがとう。」
私「こちらこそ、ありがとうございました。めっちゃ面白かったです。。先生、日ごろ授業でどんなこと意識されてるんですか?」


先輩教員「ん~…。教えないこと、かな。」


私「・・・・・・・え?」


先輩教員「教えたら負けだと思ってるから。ニコッ(⌒∇⌒)」


私「・・・なるほど。失礼します。(ど、ど、どうゆうことだ?教えないでどうやって授業するんだよ!でも、確かにさっきの授業は教えてなかった。新しいことも学んでたのに…。)」

衝撃でした。
「えっ?太陽が動いてるんじゃないの?地球が動いてんの?」ってぐらい衝撃でした。
その言葉の後、これまで行っていたあらゆる教育活動の見直しを迫られたことは、今となっては良い思い出です。

本来、“education(教育)”とはe-「外側へ」duce「導く」-ate「〜する」-ion「~すること」(http://gogengo.meより)であると言われます。発達段階や与えられた時間や場所によっては「教えること」が有効な場合もあるでしょう。「教えられること」を心地よく感じる人もいると思います。ただ、教育者としての基本スタンスは「導く・引き出す」でありたいものです。

最後に、実際シーチキンはカツオが多いらしいです。