思わず考えちゃう
させる。
使役の助動詞。
ある者(使役主)が他の者(被使役主=動作主)に動作を行わせることをいう。
ひとまず国語科ぶってみる。
良く聞かれる言葉として「生徒に考えさせる」という言い方がある。
生徒1人1人が思考を巡らせ、自分の考えを持つという意味が本来の使い方であるように思えるが、教育現場で使われている「生徒に考えさせる」という言い方は違うように感じる時がある。
少し「ほら、考えなさい」というような言い方な気がするのだ。
そして、私という人は、そんな言い方をされると「考えたくなくなる人」でもある。
だから、大切なことは「ほら、考えなさい」というような雰囲気ではなく、
「思わず考えてしまう」
「なんだか様々な視点で思考を巡らせた気がする」
「自分の考えに確信を持つことができた気がする」
「自分の考えの変化を感じた気がする」
ということな状態になるようなことを言う気がしている。
気がしていると書けば、自分の発言に責任を持たなくてすむという淡い期待を抱きながら「気がする」としているが、自分自身にも答えがないことへの言い訳でもある。
気を取り直して「授業」として考えると。
「うまい仕掛け」というのは「思わず考えちゃう」ということな気がするのだ。
まさに「思わず考えちゃう」という本があるのだが、私はヨシタケシンスケさんの本が大好きで、ヨシタケシンスケさんのような考え方が発生するような授業ができたらなあといつも考えている。
https://www.shinchosha.co.jp/book/352451/
自分の中で答えがないことをいいことに、ヨシタケシンスケさんの考え方を勝手に借用することをお許しください。
このSupportiaに集う先生方は多分、きっと、「思わず考えちゃう」授業をやってくれる気がする、、、