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プラスの部屋で深掘りしてきた話④当日
プラスの部屋当日にたどり着くまでが長かった・・・ようやくプラスの部屋の前日になったのが、前回のお話。
プラスの部屋を訪れた主目的
さて、このプラスの部屋をお願いしたそもそもの理由は「毎年10~11月あたりにやってくる低調モード(落ちる期間)をなんとかしたい」でした。
しかし、壁打ちのやり取りの中で「その時期をやり過ごすための、自分なりの心地よい(落ち着く)王道パターンが見いだせていないことに、モヤモヤしている」だったことに気づきました。
そこからの、自分の仮説として「パワーが出ない=衝動性が高くない」時こそ、衝動性が高い普段の自分がなかなかと出来ないこと、【じっくり】と腰をすえて、何かに取り組むことに適しているのでは?と考え、キャリアグラム診断での私の成長の方向性である「博士」に向かうことができるようなアプローチ方法を見つけたいという内容をギバーさんとの壁打ちの中で伝えていました。
それに対してギバーさんから、私にとって【じっくり】というものは、どんな意味なのか?という問いかけをもらい、下記のように回答していました。
自分にない部分というものの象徴として「じっくり」を使っているような気がします。
「じっくり腰を据えて取り組む」ということが、私の人生から一番遠いところにあると捉えているのかも?
自分の衝動性の高さは自覚しているつもりですし、それも受け入れているつもりではいるのですが、一つのことに継続的に取り組んで、それを深めていくことへの憧れはずっと抱えているように思います。
若い頃は、いろいろなものを広く浅く手掛けることは無駄ではないと思っていたものの、中年と呼ばれる年代となり、深度が足りないことへの焦りも潜んでいるのでしょうね。
「じっくり」は、それら全てをひっくるめた私に足りない部分という意味で使っているのだと思いました。
そして、前回までのnote記事で書いたように、実際に落ちる期間に突入したことによって、仮説を検証する機会に恵まれました。この状態で、いざ何かに【じっくり】取り組めるのか?と自問自答してみたのです。
でも、結論として実際に何かに【じっくり】と腰を落ち着けて取り組むことはできませんでした。
というか、そんな気力は全く湧かなかった!!
私の仮説は立証されず、この落ちている時期をやり過ごすための王道パターンを探る手立てが、振り出しに戻ってしまいました。
こうなると、プラスの部屋では一体どこに帰着するのか?ワクワクと不安が混ざり合う不思議な気分で当日を迎えました。
ゆるやかに始まっていくプラスの部屋
さて、プラスの部屋が始まります。「カラオケボックスに開店前から並んでみたら、新しい世界があったんですよ~」という全く関係のない雑談から始まり、衝撃の事実が判明します。私、キャリアグラム診断の結果をギバーさんにお伝えしてなかった!
そもそも、今回は「キャリアグラム診断後の深掘り」というコースでお願いしていたのにも関わらず・・・です。慌てまくる私を置いて、ギバーさんは「あ、大丈夫です」と進めていきます。「妖精からの・・魔法使いですね」と。ま、ま、魔法使いですか?
※キャリアグラム診断って何?という方へ
キャリアグラム診断は、エニアグラムという「人間は9つの性格に分類できる」という法則の性格類型論をベースにした、キャリアを円滑に進めていくための道標をタイプごとに分析し、コーチングやコンサルの手法を取り入れながら、どこに向かって進めばいいのか?という地図をつくっていくようなものです。その9つのタイプ(要素)の中に「博士」「妖精」「魔法使い」といった名称のタイプ(要素)があります。
<私なりの解釈が違ってたらごめんなさい!>
予想外の魔法使いの登場に慌てながらも、キャリアグラム診断の結果の画像データを探し出しギバーさんに送ると、どうやら予想通りの結果だったようです。
何気ない雑談の中から、私の【楽しさ】はどんな部分に潜んでいるのか?をするすると紐解いていってくれます。そうそう、それなんですよ~と気持ちよく喋っていると、目の前でその私の言葉達がメモという形になっていきます。自分ではきっと拾わないような小さな言葉の欠片が、みるみるうちに、増えていくのを眺めて、あれ?雑談していたのにいつの間にか始まっていた?と気付いた感覚です。
『どんなことに、モヤモヤを抱えていますか?』というような質問は一切ありません。なにか、構えてしまうような、話の流れを誘導するような、質問は一切ありません。本当に、ゆるやかにゆるやかに、川のはじまりがどこだったのか?最初の湧き水がどれなのか?が分からないように、プラスの部屋はいつの間にか始まっていました。
2つのモードがある
話をしているうちに、どうやら私の中に2つのモードがあるらしいということが形になっていきました。
➀育てたいモード(インプット・アウトプットしたい、輪郭を明確にしたい、考えたい、行動したい、ビジネス書を読んだり尾石晴さんのVoisyを聴きたい気分)=エネルギー大
➁手放したいモード(のんびりしたい、ほわ~んと漂う、輪郭がぼんやりとしている、感じたい、ハートウォーミングな短編小説やエッセイ・シンプルライフ系や禅の本を読みたい気分)=エネルギー小
自分でもなんとなく感じていたことではあるのですが、ギバーさんの手によってメモになり、図になり、ギバーさんの声であらためて解説されると、よりその形が明確になりました。
そこから、その2つのモードを年間の時間軸へと落とし込んでいきました。DMでの壁打ち期間中に、過去の手帳の記録を並べて確認したことが、図解されていきます。
年のはじまりのワクワク感、年度はじまりの忙しさ、夏の高揚感、翌年への期待感といった刺激に誘発されて、➀のモードが活性化すること。
➀のモードの後の疲れや、天候の影響、刺激となる出来事の無さにより➁のモードへ移行すること。
うんうん、その通りと思いながら、話は進んでいきます。
デッドライン症候群
さて、元々私は「過集中」を特性の一つとして持っています。(他にも脳内が多動だったり、衝動性が高かったり…と色々ありますが。)
この「過集中」のトンネリング現象は、意思の力じゃどうしようもないし、欠乏による集中ボーナスの味は忘れられないし。
※詳しくは下記の本を参照ください
自分にはこういう傾向があるということは、把握しながらも、まぁ、他の生活に支障をきたさないように気をつけよう!としか思っていませんでした。集中し過ぎて、他の予定を飛ばさないようにリマインドしておこう…とか、他への不具合の波及にだけ、気を付けていました。
そんな「過集中」についてギバーさんと話している時に、私の口から「気分最高!」という言葉がこぼれ出てきました。そう、気持ちいいんですよ!過集中って。
そこでギバーさんから「デッドライン症候群です!」という言葉が返ってきたのでした。
先延ばし癖と戦い続けて、色んな手法をめちゃくちゃ試してきた人間である私が、デッドライン症候群をそんなにポジティブなテンションで言われることになるとは!
ここから、私の【じっくり】の呪いの伏線が回収されていくのです。
最終回につづく
(まだ続くんかい!というツッコミは受け付けます。すみません)