プラスの部屋で深掘りしてきた話②10月のネガティブスパイラル
「プラスの部屋を申し込んだ経緯」〜「プラスの部屋へ行くまでの壁打ちが楽しくなってきた」というところまでが、前回のお話でした。
10月の魔の手が忍び寄ってきた
さあ、10月に入りました。
手帳も書けているし、毎日の振り返りもできているし、ギバーさんからの問いかけについて考えるのも面白い。これは「プラスの部屋に行く」というイベントをあらかじめ設定しておいたことがワクワクのタネになって、いつものパターンから脱却した10月になるのでは?という淡い期待を抱いていたのが、第1週目の私でした。
ところが・・・です。
ある夜、1通のLINEが届きました。
あえて詳細は語りませんが、怒りの感情をゴーーーーンとぶつけられるような内容のものでした。
元々は春の出来事だったものの、相手がそれについてのモヤモヤをずっと抱えていて、感情を膨らませたものが時限爆弾的に爆発したような印象を受けるものでした。
いやいや。言わなきゃ伝わらないよ?察しろ!って、私は超能力者じゃないよ?あなたの当たり前は、私の当たり前じゃないよ?・・的な思いが発生し、私の感情がずーーーーんと引っ張られて、凹みました。そもそも、怒りをぶつけられるって、しんどいし。
そして、それをキッカケとして、悪夢のエンドレスなネガティブスパイラルに陥っていったのです。
悪夢のネガティブスパイラル
10~11月や6月の他にも、同じように、まとまって気分が落ち込む時期があります。気がついたときには、どんよりと落ちているので、始点がどこだったのか?というのがハッキリしないのですが、過去の手帳から記録を見てみると、こんな感じです。
①夜中に目が覚めてしまい、ぼんやりとスマホに流れてくる刺激に反応し続けてそのまま朝になる
②睡眠不足でダルい
③朝ランに行く気力がわかない(朝日を浴びず、セロトニン不足になる)
④仕事や、その他のやるべきことをやる気になれずに、ぼんやりとダラダラ過ごす
⑤一日が終わった夕方~夜の時点で、達成感を感じられていない
⑥そんな現実から目をそらすべくアルコールで気を紛らわせる
⑦セロトニン不足とアルコール摂取による睡眠の質の低下で、夜中に目が覚める(日中の達成感不足で、そのままリベンジ夜更かしへ)
これを何度もぐるぐると繰り返していきます。こうやって書くと、私、すっごいダメ人間ですね。笑
そして、まさに10月の第2週目から、このスパイラルに陥ったのです。
今回は、夜中の中途覚醒時にLINEのことを思い出し、ぐるぐると考え事が頭から離れなくなってしまったという分かりやすい出来事があったので、このスパイラルの始点を認識しやすかったのかもしれません。
ネガティブスパイラルから脱出しろ!
10月になる以前から、私が試していたことがあります。
それはこのスパイラルを断ち切るために、在宅勤務ではなく、出社するという手段をとることでした。
出社して、同僚と会話したり、他者視線があると、ピシッと動きやすくなるので、うまく仕事の流れに乗ることができ、そのまま慣性の法則で動き続け、いつの間にか流れが変わっているのでは?という実験でした。
既に何度か試して、流れを変えることに成功していたので、これは効果があるのかも!と、今回も、在宅勤務から出社できるように急遽、調整してみたのです。
さて、最近読んでいた【スマホはどこまで脳を壊すか】という本の中で、こんな衝撃的な内容が書かれていました。「オンラインコミュニケーションをしている時の脳は、ひとりでボーッとしている状態と変わらない」と。
そして思い返すと、過去にずーーーーーーんと落ちまくった時(結局、働き方を変えるキッカケになった時)は、全く出社をせず、在宅勤務ばかりで、誰にも会うことがなく、オンラインの打ち合わせの相手も上司のみだった時期でした。
もしかして、私が沈みやすい時って、一人きりの時間が続く時なのでは?という仮説に辿り着き、ギバーさんにそれらの内容をnoteの下書きにまとめて送りました。(これは3,000文字を超えてましたね…ホント長文で申し訳ない)
リアルな世界でのコミュニケーション
そして、出社日です。
出社するまでの期間に、今回のキッカケのLINEの内容については、自分なりに分解していました。自他境界の境界線を越えて侵入されたように感じて、嫌悪感が激しかったということや、相手が信じている世界(相手の奥底にあるスキーマ)と今の私が相入れないんだなということは、なんとなくイメージできるようになっていました。
だからなのか、出社した後、雑談の中でいつも相談にのってくださる先輩に、今回の内容や自分の気持ちを素直にそのまま話すことができました。
言葉として第三者に話したことで、さらに出来事と自分の間に距離をとることができたのかもしれせん。
先輩は私の話をうん、うんと優しく聴いてくれて、相手が踏み込みすぎている点、こんな言葉を投げられたらショックを受けるだろうことを共感してくれ、相手が主張するそもそもの論点がずれていることに、理解を示してくれました。
聴いてくれる先輩のその表情や、雰囲気や、あたたかい声に、涙がポロポロこぼれてきてしまいました。
さらに、私が少し落ち着いた頃合いを見計らって、相手が承認欲求を抱えているのはどこの部分なのか?ということや、相手が役割として持ってしまっている部分、私と相手のお互いの関係性における甘えの部分など、先輩の考えを話してくれました。
それが、私自身は気が付いていなかった視点で、目から鱗が落ちるってこれね!という具合に、号泣してしまいました。比喩でもなんでもなく、物理的に号泣です。久しぶりにこんなに泣いたわ・・というくらいに泣いて、目が若干腫れていました。
いや、会社には仕事をしに行ったんですけどね。笑
これで浮上すると思いきや?
ここまで読んだあなたは、これで気持ちを切り替えることができて、浮上することになった・・・という展開を想像されますよね?
しかし、そうは問屋が卸さない。
前述したギバーさんに送ったnoteの下書き(3,000文字超えのアレ)に対して、ギバーさんからさらなる問いかけのDMが届いたのですが、なんとここから、私はさらなる10月の沼へと沈んでいくことになるのです。
カレンダーの日付は10月の第3週目に突入していました。
次回へつづく