セサミストリートの花開く薔薇とヴィヴァルディ「ラルゴ」
番組が紹介したクラシック音楽として、最もよく知られているのがアントニオ・ヴィヴァルディの「リュート協奏曲ニ長調」のラルゴ。
アメリカで最初のシーズンの1969年に放映されて、当時子供だった人たちが大人になったいまでも懐かしく覚えていて、自分が最初に出会ったクラシック音楽はセサミストリートのヴィヴァルディだったという人たちがたくさんいるのです。再放送で見たという方もたくさんいたことでしょう。
あるニュージーランド人ピアニストがコンサートで、子どもの頃に見たセサミストリートの「マンドリンのヴィヴァルディ」が自分にとって初めてスキになったクラシック音楽だったと語ってくれたことを印象的に覚えています。
1969年当時そのままの映像はYouTubeでも見つかりますが、さすがに古い映像で2024年に見るとあまりにも古すぎるけれども、あるセサミストリートファンの方が最新版を作ってくれていて、ヴィヴァルディの音楽と一緒にバラの花がゆっくりと開いてゆく情景を動画にしてくれています。
ヴィヴァルディの名作は「リュート」がオリジナルですが、マンドリンでもハープでもチェンバロでもウクレレでも、爪弾く音を出す楽器で演奏されるならばどれで演奏されても素晴らしい。この動画はクラシックギターですね。
フルート協奏曲とか、ピッコロ協奏曲とか、声楽曲の「グロリア」とか、有名な「四季」以外にも素敵な音楽をたくさん作ってくれたアントニオ・ヴィヴァルディ。もっとたくさんの人に知られてほしいです。でもまずは世界中の子供たちを魅了してきた素敵な「ラルゴ」をどうぞ。
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