量から 質へ
場を作ることに 抵抗があった
力が 足りない気がして
自信のない 自分の背中を押すために
人数と時間の 計測をはじめた
人数が少ない ワークショップでも
自分が背負い 場を作っていると
そう意識する時間の 計測をした
初めは 積み上がっていく数字が
嬉しかった
一年を振り返り
関わった場の 時間と人数に
誇らしくなっていた
こんなに 重ねているんだと
そう 客観視することができて
それから 数年が経ち
いつの間にか 計測をやめた
*
やめてしまったのは
はじめは 怠惰からきているのかなと
そう思っていた
確かに 毎回 計測し
記録に残すのは 手間だ
でも それでも
はじめのころは 続けていた
狙い通り 数字は
自信に つながっていた
でも いつからだろう
計測に 意味を見いだせなくなったのは
*
何かが 終わるということは
何かが はじまるということだ
改めて考えるならば
場づくりの 自信をつけるために
計測をする時間は 終わったのだ
これは つぎの段階に
進めという ことなのだろう
今までは とにかく
数を重ね 量を増やすことを
目的としていた
どんな 場を作るのか
なんのために 場を作るのか
作ってきていた 場に
問われる時が 来たのだ
*
この記事は ワークショップデザイナーの
アドベントカレンダー 10日目の記事です
いただけたら、とてもうれしいです!サポートは、台紙となるマーメイド紙、絵に使う画材、額装、などの道具代に還元させていただきたいとおもいます。